15年勤めたレオパレス21を、早期退職制度を使って辞めた理由【体験談】
私は2004年に株式会社レオパレス21へ新卒で入社しました。北海道・東北地方に配属され、支店間で何度か転勤を経験しつつ15年もの間「賃貸事業部」という部署で勤務していました。主な仕事内容は部屋を借りたいと希望されるお客様の対応がメインでしたが、この仕事はいわゆる「カウンターで来店する顧客を対応する」というものだけではありません。営業ノルマもあったので、個人客だけでなく法人名義の契約獲得のために仲介業者や学校、官公庁などさまざまな法人に対して電話営業や飛び込み営業を行うこともありました。
このような仕事を15年ほど続けてきましたが、ついに退職をする日がやってきました。きっかけは2018年にニュースでも報じられた界壁施工不備問題です。
当社が開発・販売した集合住宅2商品『ゴールドネイル、ニューゴールドネイル(以下ネイルシリーズといいます)』について、2名のオーナー様からのご指摘により、確認通知図書に記載されていた小屋裏界壁が施工されていないことが判明しました。(2018年4月27日ニュースリリース)
また、ネイルシリーズ以外のシリーズについても調査を行った過程で、ネイルシリーズとは別の6商品『ゴールドレジデンス、ニューシルバーレジデンス、ニューゴールドレジデンス、スペシャルスチールレジデンス、ベタースチールレジデンス、コングラツィア(以下6シリーズといいます)』で、図面と施工マニュアルの整合性の不備が確認され、界壁施工において建築基準法に抵触する可能性が高まりました。(2018年5月29日ニュースリリース)
この問題を境にレオパレス21の業績は傾き、社員削減のために会社は希望退職者を募りました。当初この制度の話が出た時、私はどこか他人事のような気持ちで、自分が退職するなんてことは1ミリも考えていませんでした。
しかしその後結局、悩みに悩んで退職という結論を出しました。理由は大きく分けて三つあります。
目次
- 施工不備問題により、アパートを建てるオーナーがいなくなった
- 取締役7人一斉退任後も変わらぬトップダウン体制
- 最終的に希望退職面談が決め手に
- 入社5年で◯割が退職、レオパレス21で働くのに向いている人の特徴とは?
施工不備問題により、アパートを建てるオーナーがいなくなった
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