講談社の評判・口コミ

講談社での年収・給料：300～399万円

デビューしたての1980年代までは雑誌専属料として約10万円が支給され、その制度によって連載がまだ無い・または連鎖を始めたばかりで単行本が出ていない若い作家も原稿執筆を継続出来たそうです。しかし、2000年代にはその制度も無くなり、編集部内も外部の編集プロダクションに委託する割合が増え、担当していた編集者が異動・退職してしまうと連載や読み切りの繋がりが無くなってしまうという状況になっています。

講談社のワークライフバランス

連載や読み切りは久しく無く、単行本の再版や新装版もありませんが、個人の電子書籍化に際してその連載が載っていた時代から中には四半世紀以上経っている原稿を返却して頂くにあたり、編集部に連絡を入れると若い編集者の方が調べて下さり、当時の封筒に保存されている掲載原稿を速やかに宅急便で返送して頂くなど電話やメールで丁寧に対応して頂きました。長らく単行本の再版が無い作品でもそれまで編集部に原稿を保管して頂いた事に感謝です。

講談社で今後も勤め続けて欲しい？

主人が連載していた頃の担当編集者は殆ど在籍していませんが、知名度のある雑誌に連載していた事で昔の作品を読んでいたという読者の方たちから声をかけて頂いたり、中には出版の仕事に就いている方から声をかけて頂き、新たに過去作品に関連した執筆のお仕事を頂けるのがありがたいです。連載当時の雑誌の発行部数の多さのおかげだと思っています。雑誌の中ではニッチなジャンルでしたが覚えて下さってる方がいるのは嬉しいです。

講談社はホワイト／ブラック？

夫が若い頃連載を持っていない時も、当時の編集者の方がよく食事に連れて行ってくれたそうです。また、原稿を書き上げた受け渡しの日にたらふく食わせてもらったと、夫は30年近く経っても目をキラキラさせて語ります。一般企業に比べるとごく一部の作家以外年収相場は低く、殆どの作家は先が見えない仕事ですが、仕事で携わった作品は作品という形で残りますし、読んで頂けることで読者の方と繋がれる夢のある仕事だと思います。