【2020年調査】銀行はブラック?ホワイト?本人と妻の口コミから見た、銀行業界の働きやすさについて
最終更新日:2020/07/28
「半沢直樹」(TBS日曜劇場/夜9時~)の第2話続編が話題となっており、ご覧になられている方も多いのではないでしょうか?このページでは、銀行業界における実際の働きやすさについて調査した結果をお伝えします。銀行に就職・転職したいと考えている方の参考にしていただきたいと考えております。
調査方法について
本調査では、会社の口コミサイト「カンパニー通信」に掲載されている銀行の口コミを分析対象としています。口コミは銀行に現在勤めている(直近まで勤めていた)ご本人、もしくは奥様が投稿したものとなります。
なお、「ブラック企業」という言葉に明確な定義はありません。ある人にとってはブラック企業に感じても、別の方にとっては特にブラック企業とは感じないというケースもあるはずです。そのため、本調査では個別企業への言及はせず、銀行業界への就職・転職を考えている方に役立つような内容になるよう考慮しております。
調査結果
勤務先企業を「ブラック企業」だと感じている人は約3人に1人
銀行経験者の約2/3(67.15%)が、銀行をホワイト企業であると感じているという結果となりました。
主なコメントをご紹介します。
※コメントは意味が変わらない範囲で一部加工しています(以後掲載コメント同様)。
ここ数年で導入する企業が一気に増えた働き方改革によって、ホワイト化が進んだという口コミも多く見られました。
一方で、銀行をブラック企業だと感じている人は約3人に1人という結果に。特にノルマの厳しさについて言及するコメントが多く見られました。
銀行経験者本人より奥様の方が、銀行をホワイト企業と感じている割合が高い
銀行経験者の約3人に2人が銀行をホワイト企業と感じている一方で、銀行経験者の奥様はもっと多い約5人のうち4人が(旦那様がお勤めの)銀行をホワイト企業だと考えていることがわかりました。
銀行経験者本人と同様、「残業が少ない」「休みがとれる」「福利厚生がしっかりしている」といったコメントが多く見られます。
一方、旦那様が勤務している銀行をブラック企業と感じている奥様は、「ノルマが厳しい」以外に、「勤務地・転勤」「週末の地域イベントへの参加(地方銀行の場合)」を挙げている方が多くいらっしゃいました。
銀行をホワイト企業と考えている人が多数という結果に
カンパニー通信に掲載されている口コミをもとに、銀行業界の働きやすさについて分析しました。
本文でも解説した通り、
- 銀行経験者本人のうち、67.15%にあたる約2/3が銀行をホワイト企業だと感じている
- 銀行経験者の奥様のうち、81.01%にあたる約4/5が銀行をホワイト企業だと感じている
という結果になりました。
ノルマや転勤についての厳しいコメントが一部で見られるものの、働き方改革によって残業時間の短縮や休みの取りやすさなど労働環境の改善がここ数年で進んでいるようです。そのため、会社の働きやすさについて口コミサイトを通じて情報収集する場合は、「いつ投稿された口コミか」「いつ在籍していた人による口コミか」を確認するようにしましょう。
カンパニー通信では、引き続き就職・転職希望者みなさまにとって役立つコンテンツをお届けできるよう、尽力してまいります。