【転職口コミサイト編集部直伝】ブラック企業への転職を避ける方法とは?

最終更新日:2021/07/27

サービス残業、激務、ギスギスした人間関係、パワハラ・セクハラなど、転職するかもしれない会社がブラック企業かどうかを入社前に見極め、転職の失敗を回避する方法を、これまで数千社の企業情報に触れてきた転職口コミサイト編集部のスタッフが解説します。もちろん、入社してみないとわからないこともたくさんありますので、100%の確率で失敗を防げるわけではありません。しかし今回お伝えする方法を使えば、何も知らない状態で転職活動をするよりは、高確率で失敗を防げると言えるでしょう。すべて無料ですので、ぜひご覧いただければと思います。

ブラック企業への転職を避けるには、各転職サービスのビジネスモデルを理解することが大切

ビジネスモデル
  • 転職サイト
  • 転職エージェント(人材紹介会社)
  • ハローワーク
  • 新聞
  • フリーペーパー
  • 看板・掲示板

など、世の中にはさまざまな転職サービスがありますが、ブラック企業を避けるには各転職サービスのビジネスモデルを理解することが大切です。世の中で多くの人に使われている転職サービス「転職サイト」「転職エージェント」「ハローワーク」をビジネスモデル別に見ると以下のようになります。

  1. 転職サイト:広告費として先にお金をもらう
  2. 転職エージェント:成果報酬費として採用後にお金をもらう
  3. ハローワーク:お金をもらわない

このうち、あなたはどれがもっともブラック企業を防げる方法だと思いますか?





答えは、「転職エージェント」です。

転職エージェントは採用企業に求職者を紹介し、入社が決まると成功報酬費としてようやくお金がもらえるというビジネスモデルです。しかし、その人が半年以内に退職してしまうと、そのお金の大半を採用企業に返金しなければならないということをご存知でしょうか?

つまり、転職エージェントの立場からすると、無理やり求職者を転職させても退職されてしまったら商売にならいので、できるだけ求職者が退職する可能性の低い企業(ホワイト企業)に転職してもらえるように意識がいくのです。

転職エージェントは早期退職時に返金する必要がある

なお、転職サイトは逆で、サイトに求人を掲載するのにお金が発生するため、その後に退職しようが売上は変わりません。むしろブラック企業の方が採用に困っていることが多く、継続的に広告費を払ってくれるため、転職サイトからすると(ブラック企業が)優良顧客というケースすらあるのです。

またハローワークは、採用企業が無料で利用できるため、たくさんの求人が掲載されている点は大きな魅力ですが、求人の審査が緩かったり、国からの助成金目的で掲載しているケースもあるため、ブラック企業の求人も多く含まれているのが実態です。

転職エージェントにもたくさんあるけど、どう選べばいいの?

ブラック企業に転職してしまう可能性を低くするには、「ビジネスの構造上、転職エージェントを利用するのがおすすめ」とお伝えしましたが、転職エージェントにもたくさんの会社があり、どのように選んでいけばいいのか悩みますよね。

ポイントは、転職エージェントからのオファーが受けられる転職サービスを利用すること。

転職エージェントからオファーが受けられる転職サービスはいくつかありますが、ユーザーによっておすすめが異なります。

サービス名 特徴
doda 扱う求人数が業界最大レベル
人材業界大手のパーソルキャリアが運営
扱う求人数が業界最大レベル
就職Shop 20代の若手におすすめ
人材業界大手のリクルートが運営
ミイダス 驚異の書類選考合格率100%のスカウトが届く
20代〜30代におすすめ
▼dodaはこちら
https://doda.jp/

▼就職Shopはこちら
https://www.ss-shop.jp/

▼ミイダスはこちら
https://miidas.jp/

急ぎでなければ転職サイトの求人お知らせメールを利用した情報収集を

転職メール

転職エージェントを使った転職活動がブラック企業を避けるために有効であるとお伝えしましたが、「いますぐ転職したいというわけではなく、数か月~半年以内程度のタイミングで良い求人が見つかったら転職したい」という方は、転職サイトの求人お知らせメール機能を使って情報収集をしておくのがおすすめです。

転職エージェントを使って転職活動を進める場合、どうしても最初の段階で転職エージェントの担当者と面談をする必要があります。そのため、「いますぐに転職したいと考えていて、ある程度希望条件が決まっている」という場合でないと、転職エージェントの担当者は積極的に相談に乗ってくれない可能性があります(繰り返しになりますが、転職エージェントは入社が決まらないとお金がもらえないので、転職意向度の高い人を優先的に対応するのは当然のことです)。

その点、転職サイトなら転職エージェントと違い、面談することなく、すぐに情報収集をスタートできます。最近はAI(人工知能)を使って適切な求人をお知らせしてくれる転職サイトも増えてきているので、自力だと見つけることができなかった適職を発見できるかもしれません。

おすすめの転職サイトの探し方

企業によって利用している転職サイトが異なるため、できるだけ多くのサイトに登録したほうが適職が見つかる可能性が高いのは事実です。しかしその一方で「あまり多くの転職サイトに登録しすぎて、情報収集に疲れてしまった」という声もよく聞きます。そのため、まずは求人数が多く、精度の高い求人紹介システムを持つ「リクナビNEXT」と「doda」の二つのサービスに登録し、情報収集を開始しましょう(いずれも無料で利用できます)。

▼リクナビNEXTはこちら
https://next.rikunabi.com/

▼dodaはこちら
https://doda.jp/

女性の方であれば、リクナビNEXTとdodaに加えて、女の転職typeもおすすめです。求人数は少なめですが、女性に特化した転職サイトなので、思いもよらない求人が見つかる可能性が高まります。

その会社、ブラック企業じゃない?応募前に口コミサイトをチェック!

転職サイトやハローワークは仕組み上、ブラック企業の求人が混じっている可能性が高いことはお伝えした通りです。そのため、転職サイト・ハローワークに掲載されている求人に応募する場合は、必ず会社の口コミサイト等を使ってその会社のチェックをしましょう。

会社の口コミサイトにはいくつか種類がありますが、ここでは利用者の多いサービスを5つご紹介します。

サービス名 特徴
カンパニー通信 会員登録不要で全口コミが見られる
1口コミあたりの情報量が豊富
エン ライトハウス 300万以上の口コミが見られる
口コミを見るには会員登録が必要
OpenWork 一流企業の口コミが多く掲載
口コミを見るには会員登録が必要
転職会議 口コミに加え、求人情報も掲載
口コミを見るには会員登録が必要
キャリコネ 2006年から運営する老舗サービス
口コミを見るには会員登録が必要

ブラック企業への転職を避ける方法まとめ

ブラック企業を避けるには転職エージェントを利用しよう
マッチする転職エージェントを探すには、doda就職Shopミイダスがおすすめ
「まずは情報収集から」という方はリクナビNEXTdodaに登録しておこう
転職サイト・ハロワで応募するなら転職口コミサイトのチェックも忘れずに
PAGE TOP ↑