保険営業の仕事をしようか迷っています。未経験や女性でも大丈夫?
最終更新日:2019/08/26
保険は専門的な知識が必要となりますので、未経験で営業しようとしても、商品の内容などがわからないことは当然であり、不安に感じるのも無理ありません。また、女性が保険の営業をするというと、多くの人は生命保険をイメージするように、損害保険の代理店ができるのかと思っても不思議ではありません。
保険の営業に対してあまりいいイメージを持っていない人も多いと思いますので、そこからくる不安もあるはず。この記事では、未経験や女性の方でも、損害保険の代理店営業ができるのか、どんな人が保険の営業に向いているのかなどについて、私が実際に営業している観点から解説していきます。
保険代理店の営業ってどんな仕事?
保険代理店の営業とは、保険会社と顧客との間に立ち、保険契約などを行うことをいいます。実際の営業では、自分自身が持っているマーケット(家族や知人などの交友関係や前職の関係先など)や代理店で保有しているマーケットへ行き、保険商品の説明、契約を行います。
また、自動車の事故などがあった場合には、事故現場へ行って対応することやスムーズに示談ができるようにサポートもします。保険代理店の営業は、顧客の要望や事故などで、土日や早朝・夜間に関係なく対応しなくてはなりませんので、どうしても時間が不規則になってしまいますし、日々ノルマに追われることになります。
しかし、収入は保有している保険料に比例して多くなっていきますし、しっかりとした対応をしていると、お客様から感謝してもらえることが多いですので、非常にやりがいがある仕事です。
業界未経験でも大丈夫?
保険代理店になるためには、募集人資格という資格が最低限必要となります。代理店となる以外にこの資格を保有している人は少なく、ほとんどの人が未経験からスタートしています。
また最近では、保険会社が代理店となる人を研修生として雇用し、資格取得のサポート、研修でのビジネスマナーや商品知識、営業の仕方などを詳しく教えてくれます。私が研修生の頃、同時期に入社した人の中には、大学を卒業してすぐに保険業界に入ってきた人もいましたので、未経験でも努力をすれば誰でも代理店営業することができます。
女性でも大丈夫?
損害保険の代理店に女性が少ないのは、事故などで対応しなければならない時に、すぐに行動することができないことが多いからです。特に、子供がいる方であれば、子供が熱を出したなどで対応できないこともあります。
男性が代理店となる場合もそうですが、時間が不規則になりやすいですので、家族の理解と協力が必要不可欠となります。
これらをクリアすることができれば、女性でも代理店営業をしていくことは十分に可能です。中には、女性で多くの契約を保有し、常にトップクラスの成績を上げている女性もいますので、性別に関係なく仕事をしていくことができます。
どんな人が向いている?
保険の営業で最も大事なのは、ノルマに追われながらも、どれだけお客様に寄り添うことができるかということです。
保険というのは、これから起こるかもしれないことに備えるものですので、実際に事故などが起きなければ本当の必要性などは理解しにくいところが特徴です。さらに多くの特約や幅広い補償範囲がある損害保険では、特にその必要性がわかりにくいと言えます。
ですが、契約の段階から、お客様に寄り添った対応をしていると、本当に必要な補償を提供することができますし、事故に遭った際にはスムーズな対応をすることができます。
つまり、お客様と同じ目線に立って、お客様を守るという使命感を持てる人が、代理店営業に向いている人ということです。女性の場合、男性よりも細かな説明や気配りができる傾向にありますので、男性よりもむしろ女性の方が代理店営業に向いているのではと思います。
おわりに
保険の代理店では、しっかりとした知識を身に着けることで、女性や未経験者でも活躍することが可能です。
会社によっては、歩合制で最初の頃は成績や収入面など厳しいところもありますが、お客様から感謝されることも多い仕事ですので、やりがいはあります。お客様を守るという使命に、経験や性別は関係ありませんので、未経験や女性でも保険代理店営業をしていくことができます。
営業の仕事はチャレンジの連続ですので、失敗を恐れず保険の必要性を伝え続けることができる人が、成功する人であるともいえます。