法律事務所の法務・専門職の仕事内容・年収・やりがい・将来性

最終更新日:2019/04/24

今回は、法律事務所の法務・専門職としてお勤めの男性(30代後半)にお話を伺いました。法律事務所の法務・専門職の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺った人

  • お仕事:法律事務所 法務・専門職
  • 会社規模:300~499人
  • 勤続年数:5年目
  • 新卒 or 中途:中途入社(3社目)
  • 前職:不動産業 営業
  • 雇用形態:正社員
  • 現年収:500~599万円(入社時500~599万円)
  • 性別:男性(仮名:サイクロプス)
  • 年代:30代後半

法律事務所の法務・専門職の仕事内容

--本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、サイクロプスさんの仕事内容について教えていただけますか?

よろしくお願いします。
行政書士として、官庁への手続き書類の代行、申請業務がメインとなっています。今多いのが、外国人の方のビザの申請です。外国人の方の依頼は、ここ数年急増しています。日本が、外国人の方をよく受け入れていることが実感します。観光ではなく、最近は、留学目的の方も非常に多くなっていますね。これに加えて、依頼者からの調査・リサーチ業務もあります。相続の際に、親戚の連絡先が分からなくなったなどといった調査依頼です。

法律事務所の法務・専門職の仕事でやりがい、不満に感じていることは?

--次に法律事務所の法務・専門職として働くことのやりがいに感じていることついて教えてください。

外国人の方は、まずは、日本語がよくわかりませんから、ビザの手続き自体もよく理解できていない方が大変多いです。入国管理局に行けば分かりますが、ビザの発行には、様々な役所の手続きが必要で、添付書類も多様です。そのような外国人の方に、丁寧に手続きを教えたり、入国管理局に出向いて申請すると、やりがいを感じますね。やっと申請が終わり、申請が認められた際には、思わず外国人の方とハイタッチを交わすこともあります。

--ありがとうございます。反対に、不満に感じていること、きついと思っていることは何ですか?

定型的な仕事が多いことでしょうか。行政書士の仕事の範囲は、法律で定められていますので、これに反する業務は行えません。調査業務でも、できることとできないことがあります。依頼者の中では、できない業務についてご相談される方もいらっしゃるのですが、事情をお伝えしてお断りしています。その際に、もう少しできる範囲が広がればよいなと思うことはあります。不満というか、最近外国人の方がかなり増えているのでコミュニケーションが大変です。特に英語が通じないと苦労します。

--単刀直入に聞きます。サイクロプスさんの仕事は楽ですか?きついですか?

きつい方だと思います。

向いている人、向いてない人

--では次の質問です。法律事務所の法務・専門職で働くのに向いている人はどんな人だと思いますか?

行政書士は、法律を使った仕事ですので、法律や文章を作成することが好きな方、そして、外国人の方とコミュニケーションに違和感がないという方には、おススメだと思います。毎日人と接して、人と話したり、現場に行ったりしますので、仕事をアクティブに考えて、積極的に自分を前に出して、活動していきたい方には最適な仕事だと思いますよ。

--その一方で、向いてない人はどんな人ですか?

デスクワーク主体の方や、仕事とプライベートを明確に区別される方は向かないかなと思います。日々研究を行ったりするような仕事ではないので、研究職の方は向かないかも。文章は毎日書く機会がありますので、文章を書くのが苦手な方もちょっと難しいかもしれないですね。自分を前に出すことが苦手な方も、向いていないと思います。

法律事務所の法務・専門職の将来性

--サイクロプスさんの仕事に将来性はあると感じますか?

そこそこ将来性はあると思います。

2020年東京オリンピックを控え、日本は、今後ますます国際化社会となり、外国人を受け入れる国家となる中で、ビザの申請等の業務の需要は、ますます多くなってくると考えられます。外国人の方の日本への関心は非常に高く、今後は、留学・ビジネス目的で来日する外国人の方に対して、行政書士として、幅広い多様なニーズを組み取り、サービスに生かす必要があると思います。

--本日はありがとうございました。
※この口コミインタビューは、2018/04に公開されたものです。

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