IT業界の一般事務の仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、IT業界の一般事務としてお勤めの女性(30代後半)にお話を伺いました。IT業界の一般事務の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。

回答者プロフィール

IT業界の一般事務の仕事内容

クライアントからの問い合わせに電話やメール、ＦＡＸで対応することがメインの業務となります。パソコンで専用ツールを使って資料作成を行ったり、印刷物の用意や社内の掃除、雑務全般を行っています。コピー機の修理依頼や消耗品の発注、スタッフのシフト管理なども行っています。新人研修のスケジューリングや採用面接の手配なども任されています。自社の営業担当者とのミーティングやセキュリティー関連の対策マニュアルの作成や更新処理なども2ヵ月に１回のペースで行っています。

IT業界の一般事務の仕事でやりがい、不満に感じていることは？

クライアントの要望通りの仕事ができた時はとてもやりがいを感じます。ビジネスですので納期内に提出することは当たり前のことですが、プラスアルファーでこちらから何か提供出来た時など、感謝のメールやお電話をいただくことがあるのですが、その時には頑張ってよかったなと思います。また、後輩のスタッフが増え、新人教育をする機会も増えたのですが私が指導したスタッフが成長していく姿を見ることが自分の達成感にもつながっています。

クライアントからの苦情が発生した時など、自分のミスでは無くても謝罪しなくてはならない立場であるため全て私が対応しすことになります。そんな時にはとても凹むこともあります。また、仕事が多く連日残業が続くこともよくあるのですが、会社は年俸制のため残業代が発生せずサービス残業となってしまします。その点は以前からとても不満を感じています。福利厚生に関しても何の手当もないので、せめて交通費全額支給にするなど改善して欲しいと思っています。

きつい方だと思います。

向いている人、向いてない人

一人でコツコツと仕事をこなせるタイプの人やパソコンのブラインドタッチが出来る人、電話対応などが好きな人が向いていると思います。業務内容が単調でパソコンに向かっている時間がとても長いので、座りっぱなしの仕事が苦痛じゃない人には向いています。あまりにもマイペースな人は納期に間に合わなくなる可能性があるので訓練が必要になりますが、概ねどなたでも出来る仕事ではあります。

みんなでワイワイ働きたいタイプのサービス業経験者の方は少々居心地が悪いかもしれません。社内がわりと静かなので、私語の多い人などは目立ってしまいます。電話対応やビジネス文章を作成することが苦手な人も向いていません。座りっぱなりの業務なので、腰の悪い人やデスクワークが苦手な人も不向きです。子供の迎えなどで残業に対応できない人にはおすすめできません。

IT業界の一般事務の将来性

そこそこ将来性はあると思います。

ここ数年で徐々にですが受注が増えてきています。当初数名だったチームが今では30名近くに増えたので、これからも右肩上がりで伸びていくんではないかなと思っています。また、働いているスタッフもスキルが上がってきたので出来る仕事の幅が広がっていくものと思われます。大手のクライアントがいることで会社は持っているようなものなので、先方の業績が下がらない限り安泰だと思います。

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