アパレルメーカーのマーチャンダイザーの仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、アパレルメーカーのマーチャンダイザーとしてお勤めの女性(30代前半)にお話を伺いました。アパレルメーカーのマーチャンダイザーの仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:アパレルメーカー マーチャンダイザー
- 会社規模:500~999人
- 勤続年数:8年目
- 新卒 or 中途:新卒入社
- 雇用形態:正社員
- 現年収:400~499万円(入社時300~399万円)
- 性別:女性(仮名:トリッピー)
- 年代:30代前半
アパレルメーカーのマーチャンダイザーの仕事内容
よろしくお願いします。
営業の出す商品要望をデザイナーに伝え、コスト・納期を調整する仕事です。コストの調整はデザイナーがサンプルを生産部に依頼し、サンプル作成後に出てきた見積もりから、販売売価を設定し、利益が会社の示す方向性とあっているか確かめます。一度作ったサンプルではコストが合わない場合はデザイナーと営業と相談しながらコストを落とせるところを相談し、再度サンプルを作成し、見積もりを計算して販売売価を決定します。納期は営業からいつまでに商品を入れたいと要望をもらい、それに基づいて発注のタイミングを逆算し、営業に発注日を提示します。
アパレルメーカーのマーチャンダイザーの仕事でやりがい、不満に感じていることは?
営業からの商品要望の他に、市場調査からマーチャンダイザーとして必要と思う企画をコンセプトから提案することもあります。その自分が提案したものが市場で評価され、売れた時が一番やりがいに感じます。現に、街で自分の企画した商品を持ってる人を見かけるとすごく嬉しいです。商品を企画してから市場に出るまで約8ヶ月ほどを要しますが、その間にデザイン・仕様・価格を調整し、その商品をどのような販促で仕掛けるかなど多部署担当者と念密に計画して売れるように仕掛けていく過程もすごくやりがいがあり、楽しいです。
営業からマーケティング、デザイナー、生産など関わる人が多い分、それぞれの意見を纏めていくのが非常に難しく、またそれぞれ自分都合で好き勝手な意見を言われるのに不満を感じています。営業は営業からの視点で企画を要望してきますが、デザイナーは自分のこだわりも強く意見がぶつかることが多々あります。デザイナーさんは少し癖のある人が多いので、かなり気を配りながら企画の指示をしたりしなければいけないのが大変で、少し不満に感じています。
どちらとも言えないですね。
向いている人、向いてない人
まずはコミュニケーション能力がある人がこの仕事には向いていると思います。様々な部署の人と関わるので、人と上手くやれる人でないと難しい仕事です。また、話すのが上手い人の方が向いています。デザイナーや営業に企画趣旨などを的確に説明でき、何を指摘されてもしっかりと自分の意見を説明できることが重要だと思います。
人とのコミュニケーションを苦手としている人には向いていません。多部署に確認したり、それを別の部署に伝えたり、会社のパイプ役の仕事でもあるので、しっかり人とコミュニケーションを取り、物事を正確に伝えられないと難しい仕事です。また、原価の計算などで数値を扱うことも多いので、極端に計算が苦手な人にも向かないかもしれません。
アパレルメーカーのマーチャンダイザーの将来性
そこそこ将来性はあると思います。
仕事の内容としてはデザイン的なことから、数値的な原価計算・コストの調整、他部署の取りまとめなど多岐に渡るので、様々な面から将来性はあるように感じています。実際、この会社から別の会社に転職することがあったとしても、どんな場所でも人とも仕事もうまくやっていくスキルは身についているように感じるからです。慣れるまではかなり苦労もありますが、自分のやり方で仕事を進められる面も自主性が身につくと思います。