カフェ飲食業界の店長の仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、カフェ飲食業界の店長としてお勤めの女性(20代前半)にお話を伺いました。カフェ飲食業界の店長の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺った人

カフェ飲食業界の店長の仕事内容

よろしくお願いします。
主にスタッフの育成と店舗運営に関する予算の計上と通常の製造、接客を行っています。他には季節ごとの店舗内の装飾や、所属するショッピングセンターの自店専用webページに新商品の告知もこまめに行います。また、ショッピングセンター主催のセールが行われる場合は、本部にその都度効果的であると思われる企画を立案し、セールストーク、現物写真の用意をし、当日までにスタッフへの企画の注意点やセールストークの具体例を覚えてもらえるように原稿を用意します。週ごとのオペレーションの調整や、天候不順により客足が遠のいた場合の人件費の削減にも努めています。

カフェ飲食業界の店長の仕事でやりがい、不満に感じていることは？

まず第一に自分が企画したセールが大成功したときにお客様からの感謝の言葉や、上長からのお褒めの言葉をいただけることです。特に私は若輩者であるがゆえに常に緊張してしまいますが、しっかりとした成果が出ると一層嬉しさが大きいです。他には自分の部下が今までできていなかった作業にアドバイスをしてその後できるようになったとの報告がもらえると一緒になって喜びます。最初から一緒に見ている部下が多い分、成長していく様を見るのはとても嬉しく、今後が楽しみです。

全ての飲食業に言えることでしょうが残業がかなり多いです。繁忙期ともなれば退勤時間から４時間残業といった日も珍しくありません。女性の多い職場故にスタッフの体調が優れない日もままあり、そのときには自分がフォローに入ることも多いです。他には全国展開していることもあり遠距離での転勤も多くありますので落ち着いて腰を据えるなんていうことは少ないです。やむを得ない事情がない限りは基本的に指示通りの転勤となるのでもともと実家暮らしの方は大変苦労しています。

どちらとも言えないですね。

向いている人、向いてない人

常に笑顔で人前に立つことができ、情緒が安定している人がとても向きます。厨房でのトラブルや新人が起こすミスがままありますのでそういったときにもお客様に対してしっかりと明るく接客できる方というのはとても少ないです。逆にそれができていると周りから一目置かれ、「あの人はプロだ！」と高い評価が得られ、昇進もかなり早いです。

情緒が不安定な方と大雑把な方は向いていないと思います。飲食業ですとお客様の口に入るものが商品ですのできちんと作業場の消毒や、商品に使う材料の計量がしっかりとできていないといけません。全ての店舗で同じクオリティのサービスを行わなくてはなりませんので非常に問題になります。お客様からの質問でも雑に返答をしクレームになる、なんてことも珍しくありません。

カフェ飲食業界の店長の将来性

あまり将来性があるとは思いません。

近年飲食店を利用する全体の数が縮小してきています。人工知能によりタッチパネルでの注文等により1店舗に必要な人材も年々減少傾向にあります。そのうち完全機械化された店舗が当たり前になる日も遠くないかもしれません。コックではなくエンジニアたちが飲食業で必要とされる未来はあり得なくはないと思います。我々接客業もいつか必要とされなくなるのではないかと危惧しています。

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