不動産管理業の一般事務の仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、不動産管理業の一般事務としてお勤めの女性(30代後半)にお話を伺いました。不動産管理業の一般事務の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺った人

不動産管理業の一般事務の仕事内容

よろしくお願いします。
庶務と社内研修のアシスタントをしています。庶務の内容としては、社内システムで伝票を起票し、業者への支払いデータを入力したり、社員やアルバイトの給与支払いのための出勤簿確認、同じチームのメンバーのシスアド業務もあります。その他、座席表の修正や中元歳暮、年賀状発送リストのメンテナンス等の季節的なものも年に数回発生します。研修アシスタントとしては、資料の体裁を整えたり、研修にかかった参加者の交通費や出張費、宿泊費の精算もします。

不動産管理業の一般事務の仕事でやりがい、不満に感じていることは？

庶務は、チームのメンバーのみならず、他部署である総務や経理、人事、IT部署とも関わることが多く、知り合いが増えるのがいい点だと思います。いい付き合いが出来れば融通を利かせてくれたり、分からないことも聞きやすくなります。また、総務的な仕事では香典袋や祝儀袋の書き方を教わることもできたので、自分のプライベートで使用する際にマナーが身に付いて助かりました。このように、仕事をもし辞めたとしても自分に役立つ知識や交流関係が残るのでもっと色々知りたい、と思えるのがやりがいになります。

庶務と研修アシスタントに言える事ですが、広く浅く全般的な知識は出来ても専門知識が身につく機会があまりありません。例えば会社が推奨する資格取得に向け勉強をしても、専門職の人は実務に関わるので楽しそうですが、自分には役立つ機会がありません。その点は勉強に関しても、仕事に関してもモチベーションにつながる事があまりなくてつまらないと感じる時があります。特に庶務はある程度仕事が分かるとそれ以上の昇格を狙うにも結果が出しにくいので他の人より認めてもらえず辛いです。

どちらとも言えないですね。

向いている人、向いてない人

広く浅く、まずは社会人としての一般的なルールを学ぶにはうってつけだと思うので若い社員の人が向いているかも知れません。また、研修のアシスタントは採用事務など、どこの会社でも必要なポジションかと思いますので、いずれ退職をして、他社への転職を希望する人にもいいかと思います。いずれにしても多くの人とコミュニケーションを取るのが苦にならない人だと思います。

専門知識を深めたい方、自分の仕事を黙々と進めたい人には向いていないと思います。サポート的な仕事をしていると、色々な人から電話がかかってきたり、誰かのPCの不具合が発生したりすると、自分の業務を中断して取り掛からなくてはなりません。声をかけられると不機嫌そうな人を見かけるので、職場の雰囲気に影響します。

不動産管理業の一般事務の将来性

どちらとも言えないです。

スキルアップとしての将来性はあまりないのですが、一般常識を学ぶために一度は体験してみる事をお勧めしたいです。また、ルーティンワークだとシステム開発が進んでオートメーション化されることも考えられますが、庶務や研修アシスタントは非定型な部分が多く、システムを整えるだけでは補えない事もあるので、周りへの気配りも身につく事が出来て自分のためになると思うからです。

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