旅行代理店の店舗営業の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、旅行代理店の店舗営業としてお勤めの女性(20代後半)にお話を伺いました。旅行代理店の店舗営業の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:旅行代理店 店舗営業
- 会社規模:1万人~
- 勤続年数:6年目
- 新卒 or 中途:新卒入社
- 前職:なし なし
- 雇用形態:正社員
- 現年収:300~399万円(入社時300~399万円)
- 性別:女性(仮名:なな)
- 年代:20代後半
旅行代理店の店舗営業の仕事内容
よろしくお願いします。
旅行代理店のカウンターにて個人営業を担当しています。来店したお客様の対応や、予約済みの手配内容のフォロー、自身が担当するお客様への定期的なセールスなどを行なっています。また、店舗の備品管理やパンフレットの陳列なども受け持ち、季節感ある店舗作りを意識しています。自身でポスターやPOPを作成することもあります。業務知識をつけるための自主勉強会の開催や、専門資格の取得のために自己学習をすることも多々あります。
旅行代理店の店舗営業の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
旅を通じてお客様の人生に関わることができる点です。家族旅行やハネムーン、定年のお祝いの旅など、その人の人生にとって忘れることのない瞬間を提供することができます。お客様が帰宅後にお土産を下さったり、感想を聞かせてくださると頑張って良かったという気持ちになります。また、目に見えないものを売るため、セールストークも磨かれます。数ある旅行商品の中からいかにして自社を選んで頂くか、旅先をイメージしてもらうか、話し方やプレゼンの仕方を工夫する必要があるため、営業力を養うことができます。
一つ一つの作業が細かいことと、トラブルが多い点です。旅行という華やかな商品を売る影では、飛行機や宿の手配など細かなルールに基づいてミスなく手配をする努力が必要です。複雑な行程の場合は何度も内容を確認したり、そのお客様の気持ちになって不便がないかを確認したり時間がかかります。また、言った言わないなどのトラブルが多い点もきついところです。対応履歴が残っていない場合、お客様が強く申し出をしてくると対応に苦慮します。
きつい方だと思います。
向いている人、向いてない人
想像力が豊かで、打たれ強い人が向いていると思います。旅行に行くワクワクをリアルに想像し、お客様に提案するスキルが必要となります。また、お客様が旅に出たことを想像し、手配した方が良いことや注意すべきことを事前にフォローする必要があります。想像力と同時に、打たれ強さも必要です。理不尽な申し出をされても、毅然とした態度で対応できる度胸が必要になります。
1つの失敗を引きずる人には向いていないと思います。どれたけ慎重に手配をしても、ミスが起きることはあります。結果お客様からお叱りを受けることも多々あります。そこでへこたれていては、接客が苦痛になる一方です。どの仕事にも言えることかもしれませんが、特に個人営業ではキツい口調でお叱りを受けることがあるので、へこたれることなく乗り越える力が必要です。
旅行代理店の店舗営業の将来性
そこそこ将来性はあると思います。
インバウンド事業が伸びており、今後も成長する余地はあると思います。また、普通の旅行だけでなく、留学やクルーズ旅行、いずれは宇宙旅行など多様な旅の形を提供できるため、将来性はあると感じます。日本人向けの国内、海外旅行のみを扱う会社の場合は、人口減少に伴い市場の縮小が予想されるため将来性があるとは言い切れないと感じます。