教育業界の講座運営スタッフの仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、教育業界の講座運営スタッフとしてお勤めの女性(30代後半)にお話を伺いました。教育業界の講座運営スタッフの仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺った人

教育業界の講座運営スタッフの仕事内容

よろしくお願いします。
大人を対象とした資格取得のためのスクールを運営している会社で、講座運営スタッフをしています。私の担当はその中でも、医療事務講座の担当です。講座を運営するためにカリキュラムを作成したり、教室や教材を管理したり、資料を作成したり、出席状況をチェックといったような細かな事務仕事がメインになります。時には講座生からの相談やクレームをうけることもあります。また、これから講座を受講しようと考えている方にカウンセリングを行ってどのような講座を受けていただくのがいいのかをアドバイスしたりというような接客的な要素も含まれています。

教育業界の講座運営スタッフの仕事でやりがい、不満に感じていることは？

うちの学校に通ってくる方は熱心な人が多いです。そういった方が一生懸命頑張って勉強して、資格を無事に取得できたときにすごく喜んでいる姿を見ると、とても嬉しくなります。特に最初のころになかなか成績がのびず、思い悩んでいたような方が、最終的に資格を取得できた時なんかは、途中の苦労や大変さ見知っているだけに、まるで自分のことのようにうれしくなります。とにかく全ての方にしっかりと資格を取得していただきたいです。

クレーム対応が一番大変です。こちらに多少なりとも落ち度があってのクレームは仕方ないと割り切ることができるのですが、自分が努力していなくて、勉強が追いついていないことを先生や学校のせいにしてくるような生徒さんもなかにはいて、そういうときはクレームの対応をしていても、何となく気分がすさんですごく嫌になってしまいます。そういった嫌な気持ちを表にださないようにぐっとこらえて対応していくのは、精神的にも肉体的にもきつくなる時があります。

どちらとも言えないですね。

向いている人、向いてない人

まずは人と接することが好きな人やコミュニケーション能力があることは必須だと思います。あとは、他人を見たときに偏見や色眼鏡で見ないことも大事だと思います。いろんな方がいて、それぞれの方がいろんな環境のなかで様々な思いを抱えながら努力して資格取得に励んでいく場所なので、そういった人たちを応援できるような方のほうが向いていると思います。

事務の要素もありますが、事務仕事自体はそんなに難しいことはしていませんので、どちらかというと接客要素で注意しないといけないところがあると思います。人を見下したり、馬鹿にしたような態度をとる人にはあまり向かないと思います。人見知りの激しい人は、コミュニケーション能力の低い人も、なかなか対応が難しいのではないかと思います。

教育業界の講座運営スタッフの将来性

あまり将来性があるとは思いません。

一昔前は景気も悪く、資格ビジネスとよばれるくらい、資格を取得したいと考えている人が多かったですが、最近はビジネス系の資格よりも、趣味的なおけいこごとのほうが人気なようで受講生が減って来ているので、今後この業界がどうなっていくかということについては不安を感じています。だんだん下火になって行くような気がします。

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