機械製造メーカーの機械設計エンジニアの仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、機械製造メーカーの機械設計エンジニアとしてお勤めの男性(40代前半)にお話を伺いました。機械製造メーカーの機械設計エンジニアの仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:機械製造メーカー 機械設計エンジニア
- 会社規模:300~499人
- 勤続年数:1年目
- 新卒 or 中途:中途入社(2社目)
- 前職:製造業 エンジニア
- 雇用形態:正社員
- 現年収:600~699万円(入社時600~699万円)
- 性別:男性(仮名:たかひろ)
- 年代:40代前半
機械製造メーカーの機械設計エンジニアの仕事内容
よろしくお願いします。
企業から特注の製造機械や実証実験機の製作依頼があった時に主に機械部品の設計を行います。お客様と仕様の調整を行いながら、構想を設計し、お客様の了解が得られると詳細の設計を行います。設計の中で、こすとけんとや、購入品を使うかなどの検討を行います。部品の形が決まると、次に図面化作業を行い、図面を3社に渡して比較見積もりを取り最安の業者さんに手配します。製作完了して納品してもらった部品を組立、調整を行い、問題がなければ装置として納品します。
機械製造メーカーの機械設計エンジニアの仕事でやりがい、不満に感じていることは?
様々な要望があるので非常に厳しい状況に追い込まれることも多々あります。それを乗り越えることができた時の爽快感、達成感、充実感は大きく、また頑張ろうと思えます。特にお客様のところに据付に行った時に、想像以上の出来ですねと言って頂いた時は涙が出ます。仕様決めから設計、組立、据付後のアフターサービスまで幅広い仕事ができるのも魅力的です。もう42歳ですが学べることが沢山あります。未だに設計者として成長を実感できます。
よく言えば、期待されている、信頼されていると言えるのかもしれませんが、何でもかんでも受注して押し付けられる感が大変です。忙しい時は自分が3人くらい欲しくなります。仕事は増えるのに人が増えないので担当者への負担ばかりが増えてしまいます。今はまだ体力もあるのであまり心配していませんが50歳を超えてもバリバリ働けるか一抹の不安を感じています。若手育成をしてる暇がないので即戦力の中途採用を要望していますがなかなか見つからないと人材が増えないのが不満です
きつい方だと思います。
向いている人、向いてない人
新しいことにチャレンジしたい人に向いていると思います。ある分野のスペシャリストになるというよりは設計のスペシャリストになりたい人にはバッチリの仕事だと思います。自分が頑張った分が売上や利益として見えるので目標が明確になります。大企業のように縦割りだと自分の設計にかかわった場所しかわからなかったりそれがどれだけ会社に貢献したかがわかりにくいのが不満に思う人に向いていると思います。
毎日をなんとなく過ごしたい人には向いていないと思います。新しいことに興味がない人にとっては何でもかんでも押し付けられて苦痛にしかならないと思います。自分から何かをするんだ、という強い意志がないとすぐにくじけてしまいます。機械や先端技術に興味がない人も難しいと思います。興味があれば知らないうちに頭に入りますが興味がなければ自分から勉強する時間を作らないといけません。
機械製造メーカーの機械設計エンジニアの将来性
そこそこ将来性はあると思います。
もし、会社に何かあって倒産しても、幅広い技術や設計ノウハウを習得できるので多方面で活用することができると思います。まだ1年ですがすでにかなり自信をつけていますし、得られた利益はすでに年収と同等になりました。最近は人事面接も始め、人を見る力も成長中です。とにかく全てが前向きに考えることができるようになってきたのでこれはどこでも活きると思います