樹脂製品製造業の現場事務の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、樹脂製品製造業の現場事務としてお勤めの女性(30代後半)にお話を伺いました。樹脂製品製造業の現場事務の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:樹脂製品製造業 現場事務
- 会社規模:300~499人
- 勤続年数:13年目
- 新卒 or 中途:中途入社(2社目)
- 前職:製造業 事務職
- 雇用形態:準社員
- 現年収:200万円未満(入社時200~299万円)
- 性別:女性(仮名:並々)
- 年代:30代後半
樹脂製品製造業の現場事務の仕事内容
よろしくお願いします。
自社で生産した製品を、出荷倉庫で管理する在庫管理と、自社で生産した製品を、客先に届けるための配車業務を行っています。倉庫業務に関しては、毎月の棚卸で製品の数を把握したり、日々の出荷で荷物の出し入れを行います。配車業務では、営業部や運送会社と連絡を取りあって、最適な大きさのトラックを手配したり、納期に間に合うようにスムーズに納品できるように調整しています。また、運送会社への運賃の支払い処理業務も行っています。
樹脂製品製造業の現場事務の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
製造部より生産された品物を、速やかにお客さんへ届ける手配ができたときには「うまくできた」と実感します。また客先より、急な製品の納品を要望や、出荷数量変更を依頼された時も、在庫数や、生産数を見ながら要望に応えられると、お客様側にも「ありがとうございました」と感謝されるので、とてもやりがいを感じます。運送会社の人や、よく来てくれる運転手さんともとも顔なじみになり、色々な世間話ができるのも楽しみの一つです。
祝祭日は基本的に、客先の会社が休みの場合が多いのですが、わが社は出勤日という日も少なくありません。倉庫業務を行っていると、配送メインになる仕事が多いのですが、客先の会社が休みだと、受け取り側がいないので配送する製品もなく、仕事がほとんどない状態になってしまいます。そのような時は、たいてい倉庫内の清掃や整理整頓などになります。一日かけて掃除すると、だんだんと掃除する個所もなくなり、時間を持て余してしまう事もあります。
まあ楽な方だと思います。
向いている人、向いてない人
出荷業務では間違いは大敵です。伝票に書かれてある製品と、実際の製品をしっかりと一致させなければいけないので、慎重にしっかり確認できる人に向いていると思います。時間に余裕がなくても、あわてることなく、目の前の仕事を一つ一つこなせる人に向いています。また、営業やお客さんとの会話も必要なので、あるていどの話術は大切です。
勘違いをしやすい人には向いていません。製品の番号の末尾が一つ違うだけで、まったく違う製品になってしまうので、あわてずしっかりと確認できる人じゃないと、誤出荷が生じます。思い込みが激しい人も、伝票をしっかり見る前に判断してしまうので向いていません。せっかちな人や、気の短い人には向かない仕事だと思います。
樹脂製品製造業の現場事務の将来性
あまり将来性があるとは思いません。
出荷業務における、荷物の出し入れなどは人間よりロボットにやってもらった方が誤りが少ないと思います。製品にも、伝票にもバーコードやQRコードを付けることで、ロボットで照合することが可能になり、間違いもなく、素早く出荷物を準備できるようになると思います。ロボット化された場合、人間の手がかからなくなるので、そこの部署での人員がなかり削減されると思います。