食品メーカーの総務の仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、食品メーカーの総務としてお勤めの男性(20代後半)にお話を伺いました。食品メーカーの総務の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。

回答者プロフィール

食品メーカーの総務の仕事内容

業務内容は多岐に及びます。まずは社員の勤怠管理。残業申請の書類や日報の管理などから始まり、振出、振休の管理なども行います。また、社員が使い込んだ領収書や旅費などの支払処理なども業務に含まれます。そのほかには、商品の発注処理をし、先方に納品する手配なども行います。5飛びの日には請求書を発行し、発送を行います。契約を締結したり、更改の社内処理なども行い、必要に応じて契約書を発行し、発送をしていきます。

食品メーカーの総務の仕事でやりがい、不満に感じていることは？

基本的には一日のほとんどを座って過ごすことになります。最初は仕事がなかなか覚えられず、ミスを連発し大変な思いをすることも多々ありました。また、業務量が尋常でないほど多く、いつも時間に追われている感じがします。しかし、業務に多忙であることは見方を変えると、それだけ早く様々なスキルが身につき、社会人として成長できることに直結するといっても過言ではありません。入社当初の現在の自分とを比べると、計り知れないほど成長していると感じ、やりがいを感じました。

慢性的な人手不足であり、常に業務に追われています。席を外すこともままならないため、昼食をとる時間さえ満足に取ることはできず、また月に100時間ほどの残業を覚悟する必要があるでしょう。皆業務に追われているため、事業所内はいつもピリピリしています。お互いに助け合って気持ちよく業務をしようとする雰囲気は皆無です。そのため、社外の人間のみならず社内の人間ともなにかと言いがかりを付けられるなどしてトラブルが発生しがちです。ただでさえ長時間労働で体力を消耗しているのに、人間関係も劣悪なため精神的にも負担が大きいです。

激務で忙しく、ブラックだと思います。

向いている人、向いてない人

絶対条件として、一日中座りっぱなしでも平気な人でなければなりません。また長時間労働も苦にならず、精神的にもタフである、言い方を変えればストレスをストレスと感じない人が適任だと思います。またミスをせず大量の業務をこなさなければなりません（ミスをすると激しく上司や営業などから罵倒されます）ので、高い集中力と正確さが求められます。また、やりたくないこと、できないことは毅然として断ることのできる度胸もある程度必要です。感情がよく揺れ動くような人には向いていないかもしれません。

座り仕事が嫌いな人は絶対に長続きしませんので他業種を検討されると良いでしょう。また大雑把で、細かい仕事が苦手な人も厳しいと思います。また長時間労働や劣悪な人間関係に耐える自信がなければやはりこの仕事は向かないでしょう。パワハラ紛いの罵声にも眉一つ動かさず反論、あるいはスルー出来る自信がないのであればこの仕事には向かないと思います。

食品メーカーの総務の将来性

将来性がない仕事だと思います。

総務はいわゆる間接部門であり、直接利益を生む部署ではありませんのでどうしても営業よりも下に見られがちです。また経営が悪化したら真っ先に切られるのもこの部署だと思います。加えて、基幹システムにAIを導入し、それに伴い間接部門の人員を削減していくという話が持ち上がっています。加えて、身につけられる実践的な業務スキルも非常に限られており、劣悪な職場環境を考えると、とても割に合いません。

 

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