日機装の評判・口コミ

日機装への入社理由・志望動機

就活時に航空宇宙に関連する職業に就きたいと思い、航空宇宙分野に絞って活動していました。色んな企業の説明を聞く中で、エンジン回りのニッチな部品の高いシェア率を誇るこの会社でなら、やりがいのある仕事をできそうだと感じて志望しました。特殊な技術力を持っていて、他社にはない魅力もありました。業績も右肩上がりなので潰れる心配も無さそうでした。

日機装での年収・給料：300～399万円

基本給については他企業と比べて低いこともなく、大卒の新卒者としては普通ぐらいの金額だったのでそこまで不満はありません。しかし、賞与が思ったより少なく、他企業の大卒新卒者と比べると3割ほど低かったです。業績によって多少は変わりますが、それでも微々たるものでした。仕事の質と量を考慮するともう少し多めに頂いても良いのではないかと思います。完全な年功序列システムで、どれだけ実績を上げても同期全員が全く同じタイミングで昇給するので、モチベーションもあまり上がりませんでした。

日機装のワークライフバランス

私が配属された部署は慢性的に人手不足に悩まされており、降りかかってくる仕事を捌ききれずに辞めていく人が後を絶ちませんでした。辞めた人員の補充も間に合っておらず、なまじ成長している事業部だったので仕事は増えていき、結果的に一人当たりの仕事量が異常に多くなるという悪循環に陥っていました。そのため、残業は常態化しており、終電間際まで仕事をすることも多々ありました。日付が変わるまで残っていた人もちらほら居たようです。

日機装の福利厚生

私が入社した当時は、福利厚生については全く満足できない内容でした。東京本社勤務の新卒者のうち、実家が東京以外の人は、恵比寿の本社から電車で一時間半近くかかるところにある社員寮に半強制的に入寮させられ、毎日長い時間をかけて会社へ向かわねばなりませんでした。寮の部屋にはトイレやシャワーはついておらず、全て共用でした。住宅手当が1.5万円ほどしか出なかったため、どこか別のところへ転居するのにもあまりメリットがありませんでした。しかし、入社して一年ほど経った時、規則が変わって全ての社員に借上社宅制度を利用することが許可され（それまでは地方の事業所に転勤する人の特権でした）、家賃の7割を会社側が負担してくれることになり、初めて他企業と同等の充実度となったと思います。

日機装はホワイト／ブラック？

もちろん配属される部署によると思いますが、私個人の意見としてはとてもホワイトな職場とは言えませんでした。組織の変革が事業の拡大に伴っておらず、旧式の規則に固執するあまり融通が利かなくなっており、仕事は複雑になって遅々として進んでいませんでした。それが原因で人間関係にも軋轢が生まれ、上司も部下に対しておざなりな態度を取ることが多くなっていたように感じます。仕事量が嵩んで誰にも余裕がないため、新人が入ってきても教育を十分に行うことができず、その人は結局手探りで苦しみながら仕事を進めていくしかなく、戦力になるまでかなりの時間がかかるという負のスパイラルが生まれていました。目の前にある仕事をこなしていくことに精一杯で、改善すべき点を放置しているような職場でした。