ヤマハの評判・口コミ

ヤマハへの入社理由・志望動機

国内唯一の管楽器総合メーカーで、学生時代に吹奏楽部に所属していて、趣味として社会人になってからも演奏活動を続けていた事もあり、自動車製造の期間従業員から転職して同グループの派遣社員で入社後、同グループ生産子会社の正社員として登用されました。入社後は、幸い自分が演奏する楽器の組み立て、調整をする部署に配属され、存分に技術を学びました。

ヤマハでの年収・給料：300～399万円

正社員登用後約10年在籍しましたが、ほぼ昇給はありませんでした。入社数年後に人事評価制度の改変があり、社員等級という制度が出来、等級に応じて基本給の上限が設定されたものの、正社員全員が経験年数、スキルに関係無く新入社員同様の等級に設定され、制度に昇給はあっても、事実上は昇給が無くなりました。年に一度、ベースアップで1000円程度基本給が上がるのみです。とはいうものの、当然ながら経験を積み、スキルアップして行く程にレベルの高い業務を任され、年々給与と業務内容のミスマッチは拡大していきます。そうした背景から、とても不満としました。

ヤマハのワークライフバランス

有名大企業なため、ワークライフバランスには力を入れています。事務、設計、開発、等のいわゆる「座り仕事」に従事する従業員については、理想にに近いワークライフバランスが実現されていると思います。反面、生産現場については、前述した通り人事評価制度が事実上機能していないため、いわゆる生活残業が蔓延しています。特に中堅社員においては、家庭を持つ従業員が多いためにせざるを得ないという声をよく聞きます。又、現場を管理する上長もそういった背景に一定の理解を示し、見て見ぬふりをするような状態のため、とても不満という評価にしました。

ヤマハの福利厚生

有名大企業なだけあり、福利厚生についてはこの上なく充実しています。従業員の保養施設等はもちろんの事、有給休暇所得についてもしっかりと管理されています。他に、5年に一度5日間、1年に一度2日間、等の特別休暇も充実しています。他に自社の持ち株会、自動車保険の特別割引、住居・自動車等購入の際の労働金融公庫利用時の特別金利、傷病休暇取得時の従業員共済会からの特別手当など、数え挙げたらきりがないほどの充実ぶりからとても満足としました。

ヤマハはホワイト／ブラック？

全体として見れば、ホワイト企業に間違い無いかとは思います。ただ、前述の生産現場に関しては未だに過去の古い風習が根強く残っており、前述の人事評価制度も相まって、一概にホワイトとは言えない状況であるとも言えます。生産現場はサービス残業についてもここ最近になってようやく過去の話として扱えるようになりましたが、部署によって著しく社風が変わり、待遇に大きな差があるというのが、今後本当に実力ある従業員を会社につなぎ止めて行くための課題になって行くかと思います。