北海道大学病院の評判・口コミ

北海道大学病院への入社理由・志望動機

整形外科を専攻する後期研修医です。医師は専門医取得が現在の制度では義務であり、北海道では単施設での専攻医取得までのプログラムを有する施設はなく、必ず大学病院の医局に入局することとなります。北海道内での関連病院の多さ、多様性、人員や症例の多さ、研究論文の数・バリエーションなどを考慮すると、その他の大学医局を選択する余地はありませんでした。

北海道大学病院での年収・給料：900～999万円

専門医取得の研修中は医局人事にのっとり、北海道内の各施設へ派遣、単位の取得をする必要があります。期間は数カ月から1年程度と高頻度ですが、北海道は九州・四国を合わせた面積よりも広大で、北海道内での引っ越しもなかなか負担が大きくなりがちです。医師の仕事柄、むしろ地方に出ている間はそれなりに給料は高いのですが、現在のように大学に戻ってきている期間中は収入がピーク時の半額程度まで減少、なかなか収入が不安定な環境にありますが、前年の収入に基づいた税金が負担となり、一時的に生活がかつかつになるDrも少なくありません。

北海道大学病院のワークライフバランス

収入についてはピーク時の半額程度となります。そのわりには仕事内容は上司の症例を管理、自身が診療について主体的にかかわれる機会が減ってしまい、外科医として手術の執刀をする機会も激減します。自分の場合はそういった環境はあまり好ましくなく、デスクワークメインとなっている今の環境、またその内容のわりに残業が多いこともあり、24時近くの退勤になるときもしばしばあります。専門医取得のために必要な工程ではあるのですが、どうしても不満はあります。

北海道大学病院の福利厚生

大学病院において、専攻医の給料は日給制でいわゆる医師の給料としてはかなり少ない額程度しか出ません、週4勤務の契約で、1月あたりの収入は通常の大卒新入社員程度の手取りとなります。だからといって、医師の働き方改革が進められている昨今においては、十分な時間外業務及びその申請が抑えられつつある状況にあります。そのため、休日及び非大学勤務日に関連病院となる他施設での外来業務バイト、手術助手バイトをして生計を維持します。

北海道大学病院はホワイト／ブラック？

労働環境、労働内容、勤務形態があまりいい状況ではないと考えます。また、医局関連人事についても一般的な職業と比較して引っ越しがあまりに多く、給与に振れ幅がかなり大きかったり、職業の性質上の責任の重大さ・多忙さもあり、ストレスフルな労働環境と考えます。ただし、それにより得られる経験も多分にあり、ブラックな性質はありますが、一概にそれが悪ではないと思います。