飲食店ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

飲食店の店舗を任せていただいています。形態はカフェアンドバーでお昼から夜まで営業している小さなお店です。

ランチ、お酒、ご飯や軽食コーヒーなど何でも扱っているので、お昼少し前に出勤し仕込みをし、ランチ～夜までホール・キッチン業務（調理、配膳、片付け、レジなど）をこなします。他にも事務作業、細かいところで言うと清掃や買い出し、発注なども行います。

店長という職ではありますが、小さい店なのでマネジメント業務はほぼなく、スタッフと同じように働いています。

主にホール接客とスナック・ドリンクの調理調理をやっています。

ホール接客は、お客様の案内、お冷やとおしぼりの提供、お皿やソーサーなどのセッティング、注文された食事やドリンクの提供、レジ、帰られた後のバッシング、メニューの入れ替え、清掃などです。

調理は、フライヤーなどを使ってのスナック調理、ドリンク調理、洗い物、シルバー磨き、洗濯、清掃です。期間限定メニューが頻繁にあるので、随時レシピを覚える必要があります。

私は接客業がやりたくて、自分の理想に近い飲食店でしか働かないと決めています。なので、やりたかったことができているいま、仕事にとてもやりがいは感じています。もともと料理が好きなので、料理をしているときが一番楽しいです。

お店のことすべて把握するまでは慣れずに大変に感じていましたが、お店をうまく回せるようになってきた時には自分の成長を感じ、うれしかったです。接客業ということもありお客さんからの反応をダイレクトに受けるため、辛い時ももちろん有りますが、常連さんが増えていくと、やる気がでてきます。

お客様から、「接客がとても良い」「ありがとう」などの声かけやお礼の言葉をもらえるのがとても嬉しいです。美味しい料理やドリンクを提供して、自分の接客を気に入ってもらえ、喜んでいるお客様の笑顔がとても励みになります。

また期間限定のメニューを作るのも楽しいですし、それを目当てに来られるお客様も多いので、そのようなお客様に喜んでもらおうと思うとやりがいを感じています。

リピーターになってくれるお客様がいると認められたような気持ちになるので、今後の活力になります。

どうしても労働時間が長くなってしまうところです。残業とかいう概念があまり無いので終わるまで帰れませんし、特に土日祝日は稼ぎどきなのでせっかくの週末も連日の出勤になります。体力的に長くは働けないなと思う職業なので、将来の不安も多いです。いまの店舗は人も少ないので、風邪を引かないよう健康に人一倍気をつけないといけません。

うちのお店は朝早くから夜遅くまで営業していますので、時間が不規則になりがちで体力的にはきついです。ダブルシフトの日は、朝早く出勤し昼で帰った後、夜の勤務に入らなければいけません。独身者なら可能でも、子供がいると継続させることが難しく、配偶者や祖父母の協力がないと正社員としては働きにくいと感じる部分もあります。

またホールと調理のどちらもしなければならないので、覚えることも膨大です。

このようにきつい面があるわりに、給料は安いです。。

前向きな人、仕事が好きな人が向いていると思います。まず好きじゃないと絶対に続かない職業だと思います。毎日お客さんを相手にするし、もちろん理不尽なことを言ってくるお客さんは必ずいます。なのでテンションを前向きに保ち続けられるか、落ち込んでもすぐに気持ちの切り替えができないと辛いと思います。

ハキハキして明るい人で、笑顔が魅力的な人、気配りができる人が向いていると思います。特に気配りは重要で、リピーターになるかならないかがそこで決まってしまうといっても過言ではありません。

また適切な言葉遣いができることも重要です。敬語、尊敬語、謙譲語が正しく遣える一般常識のある人が向いていると思います。

挨拶は接客業の基本です。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」など大きな声で言わなければなりません。ボソボソと小さい声で、お客様の顔を見ずに話をするような内気なタイプの人は向いていないでしょう。

将来性がない仕事だと思います。

「人がいないから大変で激務」という印象が世間の一般的な意見だと感じています。いつか接客業はなくなってロボットがするようになる未来もそう遠くはないような気がします。

そこそこ将来性はあると思います。

いま勤めている会社は株式上場企業なのですが、全国各地に店舗も年々増えていっています。期間限定で新商品も随時開発し、提供されているスナック、ドリンク共に品質向上のために日々努力しています。

飲食のニーズはなくならないので、お客様に選ばれる努力をしている会社であれば生き残ることができると思います。