飲食店の店長の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、飲食店の店長としてお勤めの女性(20代後半)にお話を伺いました。飲食店の店長の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。
回答者プロフィール
- お仕事:飲食店 店長
- 会社規模:100~299人
- 勤続年数:10年目
- 新卒 or 中途:新卒入社
- 雇用形態:正社員
- 現年収:300~399万円(入社時200~299万円)
- 性別:女性(仮名:ちゃみ)
- 年代:20代後半
飲食店の店長の仕事内容
営業自体はアルバイトと変わりなく仕事をしています。お客様の接客については役職なども関係ありません。お店の開け閉めから始まり、お客様がたくさんご来店された時にどうやってお店を回すか(人員がその場の担当で合っているか)、またお客様が少なかった時は適正人数になるように調整をしたりします。掃除や備品のチェックなど、一応お店は私が管理していると思って仕事をしていくようにしています。もちろん、クレーム等出た時は私が対処します。
飲食店の店長の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
サービス業の楽しさはやっぱりお客様に「ありがとう」と言ってもらえるところから始まると思います。その言葉をもらえるだけで、仕事自体がとても楽しくなります。またお客様を嫌な気持ちにさせないようになどという気持ちが生まれ、清掃などもしっかりとするように心がけています。働いているスタッフもとても仲が良く、私の考え方についてきてくれているので、みんなでお店を良くしよう!と動いてくれていることに楽しみがあります。
社員という雇用形態に対して、飲食店では仕方がないのかもしれませんが精神的にしんどいです。自分の味方は同じ店舗のスタッフだけというのが現状です。上司に伝えても中間管理職の嫌な所で上からも下からも文句を言われているような状態で助けにはならず、同じ店長に伝えたとしても愚痴を聞いてくれるだけで、直接的な助けにはなりません。よく飲食店は時間が長いと言いますが、時間よりも会社の各店舗まできちんと見れている体制が整っているかどうかが嫌になるポイントだと思います。
激務で忙しく、ブラックだと思います。
向いている人、向いてない人
まず自分の行動を思い返してください。道端で人とすれ違った時に挨拶ができる人であれば、サービス業は向いています。自分からしなくてもされたら返せる人でいいです。笑顔や臨機応変に動くことは慣れてくればできるようになります。なので、まず自分が普段の挨拶ができているかを考えてみると答えが分かりやすいと思います。
毎日、自分の時間を確実に確保したいという人であれば向いていないとは思います。先程も伝えたように、飲食店というのは時間の拘束は長いです。仕事終わりに自分の時間を作ろうとすると、今度は睡眠時間や遊びの時間を削らなくてはならなくなる為、なんでこの仕事をしているんだろう?と疑問を抱くようになってくると思います。
飲食店の店長の将来性
どちらとも言えないです。
自分で店を持ちたい、経営するにあたって経営方法を学びたいという意思があるならば確実に経験してみるべきだと思います。会社員である以上、売上が思わしくなくとも固定で収入があるからです。その状態でどうやって経営していけばいいのか、ということを学ぶことはとてもいい経験になると思います。自分で店を持ちたい訳ではないならおすすめはしません。