日本海事検定協会の評判・口コミ

日本海事検定協会への入社理由・志望動機

大正2年創立の歴史ある検査機関で、輸出入に関わる業界では信頼性を高く評価されている社団法人です。業務内容は輸出入貨物の検査・検定・鑑定と多岐にわたり、海に関わるというロマンも感じられます。入社を決めた当初は、実際の業務をイメージすることは難しかったので、海への憧れの気持ちが半分くらいで、あとは担当する業務を日々誠実にこなしていこうとだけ考えていました。検査員は担当した案件に報告書を作成しますが、記名された報告書が貨物の取引に重要なものとして扱われるので、責任感と誇りを感じられる仕事内容でした。

---

日本海事検定協会での年収・給料：500～599万円

専門的な業務内容の割には基本給はあまり高くなかったです。「生活のためには休日出勤や残業は欠かせない」なんて話していた同僚もいました。私は業務時間内に効率よく働いて、なるべく定時で終わらせたいタイプでしたが、特に報告書作成はやり方によってはダラダラと時間をかけることも可能ですので、メリハリのない長時間労働をしている同僚の方が給与が高いのはあまり納得していなかったです。人事考課制度も一応ありましたが、上司自身が長時間労働をしてきた過去があるので『長時間＝頑張っている』という価値観が根強く、それは少し不満でした。

---

日本海事検定協会のワークライフバランス

残業は部署全体としてはとても多かったです。残業問題は組合で繰り返し取り上げられますが、本気で改善していこうというやる気が感じられず、個人的な価値観と合いませんでした。従業員一人一人は残業を何とも思っていないか、むしろ残業がなくなっては困るという人が多く、事務所は夜遅くまで人がいます。上司も、自分が若い時の価値観そのままですので、工程管理を徹底しようとはしません。検査員は自分の案件を自分のペースで進めることができてしまうので、夜の事務所はまったりとした雰囲気になっています。そこでコミュニケーションが生まれて、人事評価につながったりするのはあまり面白くなかったです。

---

日本海事検定協会の福利厚生

福利厚生は問題ありませんでした。休日のリフレッシュに使えるカフェテリアプランの補助があったり、夏季休暇も部署のメンバーと交代にはなりますが、連続して取ることができました。ただ、同僚には福利厚生に興味のない人が多く、カフェテリアプランを使わないまま何年も放置している人もいました。住宅補助は転勤のある人のみ、数年間の制限付きですが補助がでていました。私の在籍していた部署は転勤が少なく、住宅補助が使えないことを不満に思って組合に問題提起していた人もいました。

---

日本海事検定協会はホワイト／ブラック？

従業員に対して締め付けている感じはほとんどありません。むしろ好きにさせすぎていると感じるくらいです。案件が集中する時期は忙しくて大変なこともあり、やむを得ず休日出勤となることもありますが、通常の範囲内だと思います。事務所が好きすぎて、何もない休日でも自主的に出社している人がいたりして、何とか意識を改めてほしいと思ったこともありますが、人を変えるのはとても難しいので自分の意識を変えるしかないと思います。「人は人、自分は自分」と思って、周りに流されずに自分の信念通りに業務を遂行することができれば、ストレスを感じることもなく長く勤められる職場だと思います。