富士産業の評判・口コミ

富士産業への入社理由・志望動機

私は栄養士の短大を卒業後、管理栄養士の資格を取得することを目標としていました。管理栄養士の受験資格を得るために、「栄養士としての実務経験3年」が必要でした。短大卒業後の就職先の8割は給食会社だったので、給食会社に就職することを決めました。給食会社の中でも富士産業を選んだ理由は、大手の給食会社だったからです。大手ということは、それだけ従業員が働きやすい環境なのだと思いました。とにかく実務経験3年間を最短で積みたい私には、大手の給食会社が無難かなと思ったため志望しました。

富士産業での年収・給料：200～299万円

栄養士として新卒で就職した場合のお給料の相場としては、このくらいは妥当かなと思います。しかし、病院勤務だったため、早番や遅番が当然あるのですが、「早朝手当」がつかないのはどうかなと思います。一番早い出勤は、朝の5時です。せめて早朝手当があると、従業員のモチベーションも変わるのではないかなと思います。また、50代の総合職の先輩社員の方は手取り22万と言っていました。もう一人の同じ職場で働く50代の調理師さんは、月に6回ほど残業（1日14時間労働）をしていました。お休みは月に5回ほどしかありませんでした。残業するしないは人それぞれですが、残業しないと生活が賄えないとなると、お給料に満足はできません。

富士産業のワークライフバランス

新人は強制残業はありません。しかしこれは入社後3か月ごろまでの話です。大体の事業所は慢性的な人手不足のため、強制残業（初めからシフトに組まれている）があります。私も入社4か月目から残業（始業から終業までの通し）がありました。栄養士といえ、仕事内容は調理師と変わらないので、一日中厨房業務でもちろん立ちっぱなしです。正直、身体・精神ともにきついです。通常の8時間勤務の場合でもやはり肉体労働であるのは変わらないので、休日は体を休めてたまった疲れをとり、また仕事の日が来るというような感じでした。私の場合は仕事中心の日々でした。ワークライフバランスはとてもではないですが、とれていませんでした。

富士産業の福利厚生

社会保険などの基本的な福利厚生については、一般的な会社同様にあります。それ以外の主に給料にプラスされるような福利厚生としては、交通費支給・食事手当などでした。交通費は換算するとガソリン代程度で、食事手当は一日140円です。寮設定の人は、月2万円の補助があります。私は実家からの通いだったので、寮設定ではありません。ガソリン代約9,000円と食事手当約2,800円を合わせて、手取り15万程度でした。満足できるものではないです。

富士産業はホワイト／ブラック？

残業したのに、残業代がつかないということはありません。残業はほぼ強制ですが、残業代はきちんとつきます。しかし、タイムカードがないため（手書き）、15分前には現場に入りますが、その分はカウントされません。これはサービス残業だと思います。また、人件費削減のため本来4人でやっていた時間帯の人数を3人でやることもありました。何かの業務を端折ったり、とにかく早く動き回れば間に合わせることはできますが、従業員はロボットではなくて人間なので負担は心身ともにあります。世の中のブラック企業はもっと過酷だとは思いますが、ホワイトとは言えないのでブラックです。