電子部品メーカーの技術スタッフの仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、電子部品メーカーの技術スタッフとしてお勤めの男性(30代後半)にお話を伺いました。電子部品メーカーの技術スタッフの仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:電子部品メーカー 技術スタッフ
- 会社規模:300~499人
- 勤続年数:13年目
- 新卒 or 中途:新卒入社
- 雇用形態:正社員
- 現年収:600~699万円(入社時300~399万円)
- 性別:男性(仮名:本島)
- 年代:30代後半
電子部品メーカーの技術スタッフの仕事内容
よろしくお願いします。
自動車部品製造会社で、材料を仕入れ機械加工及び組み付けして自動メーカーへ納める会社です。わたしはこの中で生産ラインを企画、設備購入、生産ライン立ち上げ、作業者が品質を確保して生産、納入できるようにしていく業務についています。また、生産現場の困り事やロスが発生している問題点を解決、改善し製品の原価低減につながるようにしていくこともおこなっています。自ら企画し決めた目標にまで持っていくこと、またその後安定して生産が行えるようにする責任は大きい立場だとおもいます。
電子部品メーカーの技術スタッフの仕事でやりがい、不満に感じていることは?
最初から生産ラインを企画する際に、従来の困り事や問題点を解決する方策を最初の設備仕様に盛り込める立場なので、盛り込んでそれの結果が成功した時の嬉しさや達成感を味わえる機会が多いと思います。さらに、生産する人から今までよりすごくやり易くなって良かったと言われると、苦労したかいがあったとやりがいを感じられる瞬間でもあると思います。生産現場の改善も、今まで出来なかったことが解決して今まで以上の生産能力が上がった時は嬉しさが込み上がる瞬間でもあると思います。
わたしの部署は人数が少なくて中々作業分担ができなく、企画、仕様を一人で決めプレゼンする事、その後生産ができるまでの必要機械部品設計、製作、そして必要なものが揃ったら製品の試作、品質確保、量産できるまでの生産ラインの仕上げをほぼ一人で行うので、やることか多く納期も短いので残業が多くなり、大変疲れてしまう状況です。予算の面でも、お金をいっぱい使っていいわけではないので、低コストになる知恵ややり方を考えないといけないところも大変です。
激務で忙しく、ブラックだと思います。
向いている人、向いてない人
途中で投げ出してやりきらない、また先延ばしにしてしまう人は続けていけない業務だと思います。とにかくやりきる為に何をするか、何の情報を得たらいいか、やることを減らしてどれだけ納期を短くできるかを常に考えられる人だと思います。常に向上心もないとアイデアもでてこないと思うので新しい知識、スキルを磨いていける人だと思います。
途中で投げ出してやりきらない、また先延ばしにしてしまう人は続けていけない業務だと思います。先延ばしは一番致命傷かもしれません。そこで業務を止めたことで、次を受ける後行程の人はその分短納期で作業をしなければいけなく、色んなものが短納期になり、仕上がりが雑になり、求めた成果が上げられない事につながると思います。現実そういう事があります。
電子部品メーカーの技術スタッフの将来性
そこそこ将来性はあると思います。
自動車業界が終わることがないと思うし、必ず走らせる上では自動車部品を製作するメーカーが必要だと思うからです。あとは他にはない武器、強みがその会社にあるかにかかっていると思います。例えば他では造れない微小、高精度を要求する製品を造れるか、またどこよりも低コストで生産でき安定して製品を納めるかとができるかだと思います。