特別養護老人ホームの介護職の仕事内容・年収・やりがい・将来性

今回は、特別養護老人ホームの介護職としてお勤めの男性(40代前半)にお話を伺いました。特別養護老人ホームの介護職の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか？それともきつい(激務)のか？将来性はどうなのか？などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。

今回お話を伺った人

特別養護老人ホームの介護職の仕事内容

よろしくお願いします。
特別養護老人ホームで、日々要介護を必要とされている方への身体及びメンタルヘルスの部分でお手伝いしています。具体的には、食事や排泄、入浴や生活指導などを行っていて、ユニットリーダーと言う事もあり、ご家族の方への対応なども行っています。さらには、ケアマネージャーや看護師などとも連携して、利用者様にあったケアプランなどを作成したり、月に1度は施設の運営会議などにも参加、日々の問題点や課題などの話し合いに参加しています。

特別養護老人ホームの介護職の仕事でやりがい、不満に感じていることは？

仕事のやりがいについては、要介護を必要とされている方への介入によって、利用者様が安心、安全に日々の暮らしを手助けして、感謝されている事です。また、スタッフからも信頼され、さまざまな相談やアイデアなどを求められるのも、自分の自信となっています。楽しく感じている事は、毎日いろんな老人とお会いしますが、それぞれの利用者様がいろんな話をして頂ける事です。また、私自身が知らない様な話なども教えて頂ける事が楽しいです。

どの業界もつまらない、キツイはつきものですが、特に介護の世界は慢性的な人手不足の為、一日の仕事量が多いと思います。昼間はたくさんのスタッフで仕事をしますが、夜勤などは極端にスタッフも減るのに、入居されている利用者様の数は変わらないので、スタッフ一人辺りの介護する人数はものすごく多くなり、夜間はオムツ装着者が増えるため、オムツ交換などで腰などを痛めたりします。それでいて、ご家族からも特に感謝を言われる事もありません。

まあ楽な方だと思います。

向いている人、向いてない人

この仕事に向いてる人はやはり、人の為に自己犠牲が出来る人だと思います。たしかに、定時の勤務時間はありますが、利用者様の状態によっては食事のスピードが遅かったりと、定時の勤務時間をオーバーする事が多々あります。その時に、自分のプライベートを優先するのではなくて、利用者様を中心に考えられる人が向いてると思います。むい

向いてない人は、自分のプライベートを優先する人や、見返りを求める人は向いてないと思います。あと、介護は一人では、出来ないのでチームプレーが出来ない人は難しいと思います。なかには、自分は課長だから、主任だからと役職をちらつかせて仕事をしている人も居ますが、そんな人も向いてないと思います。利用者様を優先出来ない人はダメです。

特別養護老人ホームの介護職の将来性

将来性はあると思います。

現在、高齢化社会と言われています。これからは、さらに要介護を必要とする老人が増えるのは確実なので、この介護の仕事は無くなる事はないと思います。しかしながら、働く側の人手不足も深刻なので、介護職の地位の向上などは必要だと思います。この仕事をやってて良かった。などと、思える職場にするのも私を含めて管理者の仕事だと思います。

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