IT業界のカスタマーサポートの仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、IT業界のカスタマーサポートとしてお勤めの女性(20代後半)にお話を伺いました。IT業界のカスタマーサポートの仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに答えていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回お話を伺った人
- お仕事:IT業界 カスタマーサポート
- 会社規模:100~299人
- 勤続年数:2年目
- 新卒 or 中途:中途入社(2社目)
- 前職:金融機関(証券会社) 営業
- 雇用形態:正社員
- 現年収:500~599万円(入社時500~599万円)
- 性別:女性(仮名:青い空)
- 年代:20代後半
IT業界のカスタマーサポートの仕事内容
よろしくお願いします。
ソフトウェアの導入後のカスタマーサポート業務を行っております。個社向けのお問い合わせ対応をするのではなく、導入企業全社の利用が促進されるようなウェブコンテンツの作成やセミナーの企画運営、メールマガジン送付などが主な業務になります。それ以外には、導入後クライアントの活用状況の把握し、社内で営業に連携しております。他社動向をリサーチするために、セミナーやイベントに参加することも多く、外出も比較的多めです。
IT業界のカスタマーサポートの仕事でやりがい、不満に感じていることは?
ソフトウェアを全く使えなかったお客様が、セミナーやMTGを通して徐々に活用できるようになったり、お客様の営業成績へのインパクトがあったりなど、お客様の変化を感じると非常に嬉しい気持ちになります。社内的には立ち上げて間もない部署に所属しているため、一つ一つの施策に対して前例がなく、常に新しいことにチャレンジできている実感があり、その部分がやりがいにもつながっていると思います。活用できている方を集めたイベントの企画も行うので、実際に活用できている方の生の声を聞けるのは非常に楽しい瞬間です。
扱っているソフトウェアが業務支援ツールではないため、ツールの業務定着までに非常に苦労しています。また、同じ部署の人の退職や休職が非常に多い状況で慢性的な人手不足に陥ってしまっています。頭でっかちな社員が多く、何をするにも細かい企画書や深い検討を要するので、新しい企画をするための負荷が大きいと感じております。営業と違って成果がなかなか見えづらい点も難しい部分だと思います。施策を実施することにばかり目が行きがちなので、振り返りや改善はいつも後回しになってしまっています。
どちらとも言えないですね。
向いている人、向いてない人
もともとコンサルをやっている会社であるせいか、思考を非常に重要視しています。どちらかというと事前に深く思考するタイプの方が仕事しやすいのではないかと思います。日々の仕事で沢山の外部ツールを使っているので、そういったツールを使うのに抵抗がない方、新しいことをゼロベースで考えていくのが好きな方には向いていると思います。また、非常に学歴が高い方が集まっていますので、有名大学で研究などをじっくりされてきた方は相性がいいかと思います。
社内でのコミュニケーションを重要視する方にとっては少し辛い職場だと思います。ほとんどの会話がチャットで、普段会話する人が限られています。会社は仕事をする場所という意識の方が多く、雑談は非常に少なめです。プライベートへの干渉が少ないのはよいかもしれませんが、あまりにもなさ過ぎて一緒に働いているメンバーについて知る機会がないのを寂しく感じる方は向いていないかと思います。
IT業界のカスタマーサポートの将来性
あまり将来性があるとは思いません。
経営が見ている世界と現場の世界に大きな乖離があり、経営のメッセージが非常に伝わりづらい状況が長いこと続いてしまっています。また、業務変革や体制変更が頻繁にあるので、退職者が後を絶ちません。また会社の雰囲気も、社員のほとんどが次へのキャリアアップのために仕事している雰囲気であり、退職者への引き留めもほとんどないので、あまり将来性は感じません。