居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/06/22
今回は、居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)としてお勤めの男性(30代後半)にお話を伺いました。居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。
回答者プロフィール
- お仕事:居宅介護支援事業所 介護支援専門員(ケアマネジャー)
- 会社規模:1万人~
- 勤続年数:7年目
- 新卒 or 中途:中途入社(2社目)
- 前職:介護業界 スタッフ
- 雇用形態:正社員
- 現年収:300~399万円(入社時200~299万円)
- 性別:男性(仮名:カンガルー)
- 年代:30代後半
居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事内容
居宅介護支援事業所で働くケアマネジャーで、主に要介護状態のご利用者に対して必要なサービス事業所や福祉用具を提案し、ご利用者やそのご家族が、そのサービスや福祉用具の利用を希望された場合は、その事業所と一緒にご自宅に訪問し、居宅介護計画書を交付する事で、そのサービスや福祉用具を利用して頂き、その後のご様子を、毎月の訪問で確認し、さらに改良の必要があれば、また新たなサービスや福祉用具等を提案し、それを利用して頂く事で、少しでも快適にご自宅で生活してもらえるように、提案し続ける、ケアのマネジメントが主な仕事です。
居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
常に要介護状態の方が対象となっている為、何のサービスや福祉用具を使わずには生活出来ない方が対象となっているので、簡単に言うと、人助けの仕事なので、この仕事をする事は、本当に相手の方の為になっていると、実感出来る仕事なので、とても気持ちの良い仕事です。また、常に感謝されるわけではないですが、自分の仕事を一生懸命すればするほど、喜んでもらえる事が多い仕事なので、とてもやりがいがあり、気持ち良く働く事が出来る事が多い仕事です。
常に感謝してもらえる事ばかりではなく、わがままを主張されるご利用者や、ご家族もおられるので、そのご希望に添えない時に、悪態をつかれる事もあるので、そういう時は、自分の思いが相手に伝わらない事に対して、辛く悲しくなる時があり、そういう時は、正直、きつくて不満に感じる時もあります。また役所が絡む仕事なので、膨大な帳票を、常に準備しておかないといけないので、常に帳票を整える事に時間を使う事が多いので、それは大変です。
どちらとも言えないですね。
向いている人、向いてない人
とにかく、高齢者の事を大切に思う事が出来、高齢者だけでなく、そのご家族も含めて、その方達の人生を、自分の事のように感じられる人が向いています。しかし、そのご利用者や、ご家族の事を考え過ぎるあまり、自分自身を失ってしまわないように、自分を冷静に客観的に見れる、心の余裕を持って対応出来る人が、この仕事には向いています。
相手の事を大切に思えない人は、この仕事には向いていません。また、反対に相手の事を考え過ぎてしまう人もこの仕事には向いていません。バランス良く、相手との距離を取れる人が、この仕事に向いています。なので、心がない人も向いていませんし、相手に没頭し過ぎる人も、この仕事には向いていません。熱くなり過ぎる人も、冷めている人も向いていません。
居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネジャー)の将来性
将来性はあると思います。
介護業界は、まだまだ高齢者が増えるので、仕事はまだまだあります。残念ながら、ケアマネジャーが必要な方も、これからまだまだ増えていきます。本来であれば、介護が必要な方はいなくなり、元気な高齢者ばかりになるのが良いのですが、どうしても介護が必要な方は出てきます。なので、ケアマネジャーの仕事は、これからますます必要になっていくからです。