学習塾の教育長の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、学習塾の教育長としてお勤めの男性(40代後半)にお話を伺いました。学習塾の教育長の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。
回答者プロフィール
- お仕事:学習塾 教育長
- 会社規模:300~499人
- 勤続年数:8年目
- 新卒 or 中途:中途入社(4社目)
- 前職:油脂メーカー 営業
- 雇用形態:正社員
- 現年収:300~399万円(入社時300~399万円)
- 性別:男性(仮名:しょうちゃん)
- 年代:40代後半
学習塾の教育長の仕事内容
学習塾の1教室の運営全般を行います。販促活動、売上管理、生徒管理、保護者対応、数値管理、アルバイトの採用、備品管理等々、やることは一つを専門的にというより多岐にわたります。教務を行うというよりは運営管理という内容になります。基本的にそれらの業務を一人で行うことになるので、いろいろなスキルは身につくと思います。会社としての方針は当然ありますが、かなり個人の裁量に任される部分が大きいので、雇われではありますが中小企業の経営者といった形に近い感覚だと思います。
学習塾の教育長の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
個人の裁量に任される部分が多いので、自分で創意工夫をしながら取り組めることは魅力な点だと思います。会社として最低限やらなければならないことはありますが、自分の考えを反映させることが出来るので、やらされている感覚は少ないほうだと思います。実際に自分で行ったことで成果が出れば自分の力だと感じやすいのでその点はやりがいにつながっていると思います。また、様々な人と接するのでそういったところも自分にプラスになるのだと思います。
自分で様々な管理をしなければならないため、なかなか休みが取れないというのが実情です。休みを取るのにかなりエネルギーが必要であることは間違いありません。また、数値的な部分では自分の力を把握しやすいのですが、それが必ずしも収入につながるわけではないので若干の不公平感はあるかもしれません。基本的に同じフロアで他の人と協力してということが少ないので、自分はこれでいいのかなと思っても相談などがしにくい環境ではあります。
どちらとも言えないですね。
向いている人、向いてない人
自己管理ができる人でないと厳しいと思います。基本的に一人で運営管理をしていきますし、特に文句を言う人もいないので、さぼろうと思えばさぼることもできます。しかし、数値には間違いなく影響が出てきますので自浄能力の高い人でないとこういった仕事を長くは続けられないと思います。あとは様々なことが起こるので、瞬時にいろいろなことに対応できる柔軟さが必要だと思います。
決められたことをやるほうが楽というタイプの人には向かないかもしれません。自分で判断することが多いため、いろいろな知識も必要になります。一つのことをプロフェッショナルとして深く踏み込んでいくというよりはゼネラリストという感じなので専門的な知識を活かしたいという人にも不向きかもしれません。また、一人だとモチベーションを維持できないという人にもつまらない仕事になってしまうと思います。
学習塾の教育長の将来性
あまり将来性があるとは思いません。
教育業界ということで、これからますます淘汰が進んでいくのだと思います。仕事自体がなくなるとは思いませんが、その会社が存続できるかはかなり不透明なのでその点を考えるとあまりお勧めは出来ません。他業界の参入も始まっているので、これから減っていくパイを奪い合う形になりますから右肩上がりに業績が伸びるというのは難しいと思います。