自動車部品メーカーの管理の仕事内容・年収・やりがい・将来性

最終更新日:2019/04/24

今回は、自動車部品メーカーの管理としてお勤めの男性(50代後半)にお話を伺いました。自動車部品メーカーの管理の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。

回答者プロフィール

  • お仕事:自動車部品メーカー 管理
  • 会社規模:300~499人
  • 勤続年数:27年
  • 新卒 or 中途:中途入社(5社目以上)
  • 前職:製造業 統括(生産管理、経理、営業、購買、総務)
  • 雇用形態:正社員
  • 現年収:700~799万円(入社時400~499万円)
  • 性別:男性(仮名:emu)
  • 年代:50代後半

自動車部品メーカーの管理の仕事内容

--早速ですが、emuさんの仕事内容について教えていただけますか?

客先より出される日々の時間割納品に対応するために、生産管理より提示された数量に対して、与えられた予算内で原資(人、物、金)を如何にして有効活用して、目標の生産数を納期通りに納めるかが問われる仕事です。無論、自部門だけで成立するものでは無く、協力いただいているメーカーさんや、派遣元から派遣されてくる派遣さんの協力によって成り立っています。日々の変動要素(納品された品物が不良だったり、派遣さんが体調不良で休んだリ)がありますが、その変動要素に如何に柔軟に対応して、要求された製品を高品質で納めるかの日々の戦いです。

自動車部品メーカーの管理の仕事でやりがい、不満に感じていることは?

--次に自動車部品メーカーの管理として働くことのやりがいに感じていることついて教えてください。

毎日が戦いの日々で、変動要素があり、上手くいかないことも多々あります。そんな事ではへこたれてはいられません。何分にもその先には、その製品を組み込んだ車を待ち望んでくれているお客様がいらっしゃいます。そんな中、足元に目を向けると、協力してくれるメーカーさんの製作してくれた人達や、自分の周りに居て業務を推進する人達とチームを組んで、一丸となって目標をやり遂げる達成感、そしてまたそんな車を待ち望んで乗ってくれているお客様を見るとやってきて良かったと思います。

--では反対に、不満に感じていること、きついと思っていることは何ですか?

とにかく、出来ない理由を余程の事でなければ、付けられません。何故なら、そこには高額の商品を注文して待ってくれているお客様がいらっしゃいます。故に、とにかくできる方法を考えなければならない、しかも、与えられた時間と生産資源の中でです。なので、普通に製品の生産が流れているならば何も問題は無いのですが、協力メーカーから納品された素材が不良だったり、生産した製品が不良が多発したりすると、投入する素材すらも不足になり、協力メーカーさんへお願いすることとなります。それは無論、週末の予定が自分にあろうが、重要な用事があろうが関係ない所です。

--単刀直入に聞きますが、emuさんの仕事は楽ですか?きついですか?

きつい方だと思います。

向いている人、向いてない人

--自動車部品メーカーの管理で働くのに向いている人はどんな人だと思いますか?

この仕事に向いている人は、とにかく車につく製品を出荷して、客先で車が組み立てられ、市場に出回って乗って喜んでるお客様を想像できる人であることと、その納期に対して何としても守り切るといった、熱い情熱を持ち続けられる人です。何故なら、不良品が多発して納期通りに製品が納められないことは、長い間関わっていると多々あります。しかしながらそれに流されて、これでしか出来ないからしょうがないという人には向きません。いつだって、上手くいく日ばかりでは無いのです。そんなトラブルにも負けずに、熱い心を持った人に向いていると思います。

--その一方で、向いてない人はどんな人ですか?

この仕事に向いてない人は、諦めの早い人です。世の中には場合によっては、諦めて方向転換を早く行った方が、傷口が少なくて良い場合もございますが、この場合は簡単に諦めてしまうと、製品が客先に納品できずに、その先に車の納品を待ち望んでいるお客様に届きません。それはつまり信用を無くしてしまいます。人との信用を大事に思わない人は、この仕事には向かないと思います。

自動車部品メーカーの管理の将来性

--emuさんの仕事に将来性はあると感じますか?

将来性がない仕事だと思います。

今や自動車は化石燃料を燃やして走るという、産業革命時代から培われた内燃機関ではなく、電気自動車という新しい動力に変わろうとしています。そんな中、今までの自動車メーカーの系図は崩れつつあり、電機メーカーが覇権を取ろうとして、色々と攻勢をかけて来ていますし、ベンチャーも新たに立ち上がり、さながら戦国時代の様相を呈しています。そんな中、生き残るのはどこなのか、暗中模索の中です。将来を安心して任せられないのでは、不安で日々働いていられません。

--ありがとうございました。
※この口コミインタビューは、2018/05に公開されたものです。

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