ヤンセンファーマの評判・口コミ

ヤンセンファーマへの入社理由

競合他社と比較して、数年先まで安定した開発予定品目のパイプラインがあり、企業としての将来性を感じました。会社の規模に見合った数であったかどうかは分かりませんが、開発品がない、候補品目がないと悩んでいる企業が多い中で、開発品目が多くて忙しいという悩みは贅沢だったと思います。入社した当初はある程度海外で承認実績のある医薬品を日本で開発する仕事が多かったため、プロジェクトが途中で中断したり中止する事も殆どなく、成功を収める機会に恵まれたことも良い経験になったと思います。

ヤンセンファーマで働いて良かったこと

社員の年齢層が若かったため、本当に新人のうちから色々な役割を任せてもらえました。最初は右も左も分からず失敗もしましたが、仕事を通して一つずつ覚え、確実に自分の糧にする事ができました。また、携わるプロジェクト毎に使用するシステムや業務委託先が異なったりしたので、さまざまなパターンがある事を早い段階で学ぶことが出来ました。

在籍中に徐々に条件の変更はありましたが、基本的に福利厚生は充実していたと思います。住宅補助、会社で用意しているインセンティブや健康保険のカフェテリアポイントなど、うまく活用するとかなりの額を賄うことが出来ました。

ヤンセンファーマへの不満

もともと転職者が多い業界でもありますが、その他に漏れず転職者が多い会社でした。転職はいいと思いますが、在籍期間が3～4年と短いスパンで居なくなる人も多く、仕事がうまく引き継がれていない、新しい人に一から説明しなければならない、という本来不要な作業がとても多く発生していました。

外資系企業に多くあるケースだと思いますが、トップの社長の任期が3～4年と短く、任期が終了すると次の社長になります。トップが変わると、その下、本部長クラスメンバーも変わる事が多く、その都度彼らの要望に沿う形での組織に変わりました。普通の社員の仕事自体、やる事は変わらない場合が多いのですが、組織が変わるたびに用意する書類が増えたり、名刺を新調したり、フロアレイアウトの変更があったりと、仕事内容の本質とは違うところでの雑務が増え、時間が割かれる事も多くありました。

ヤンセンファーマはホワイト／ブラック？

基本的には透明性を意識して、社員の事を大切にしている企業だと思います。また時代の変化に敏感で、トレンドをいち早く取り入れ、フレキシブルに対応する事も得意としていたので、ホワイト企業なのだと思います。しかし、上級役職者も含め、辞める社員が多いのも事実なので改善するよう取り組まなければならない課題は多分にあると思います。

当たり前の事なのですが、目標に向かって目的遂行のために着実に仕事をする、これをきちんと出来る人とはとても気持ちが良く前向きに仕事に取り組む事が出来ました。壁にぶつかっても、目の前が真っ暗になる様なトラブルに見舞われても、顧客にとってベストな状態は何かを考え、企業として正しいと思われる選択が出来たのではないかと思っています。逆に、手よりも口が動く人、やらなくていい理由ばかり考えている人、他の事に気を取られている人、他人の足を引っ張る人、自分の利益ばかり考えている人とは相性が悪かったと思います。