商工組合中央金庫の評判・口コミ

商工組合中央金庫に満足していること

自分が入社した時は１年目は月17万円と安い給与でしたが、２年目から営業になると同時に月５万円以上の基本給の昇給がありました。さらにほぼ全員５年目には再度月５万円以上の基本給の昇給があり、その後も３〜５年毎のペースで年次昇給以外の昇格に伴う昇給があり、３０歳くらいで年収1000万円近くになりました。早い段階で給与が上がっていく感覚でしたし、３０歳で1000万円というのはやはり他の仕事と比べても、高めだという認識を持てたことが満足するに至った理由です。

福利厚生はかなり充実していると思います。一般的に政府系のイメージがあることから福利厚生は公務員を基準にしていると思われることが多いのですが、実際は大手銀行の内容を基準にしています。有給休暇も上司の性格にもよりますが、全体的には取りやすいと思います。それから自分自身はまだ利用したことがありませんが、傷病による休職期間の保障が非常に手厚い。在籍期間にもよりますが、年単位で給与が保障されます。若いうちはあまり関係ないかもしれませんが、結婚するなどして自身の収入が家計の柱になっているような状態での傷病による休職は、家計に致命傷になりかねないことから、これはかなり重要であり、そこが手厚いのは満足できることだと思っています。

商工組合中央金庫への不満

想像以上にノルマ主義です。給与などが大手銀行的であるから、仕事も大手銀行的というのが会社の考え方のようです。しかし、ノルマ主義のため、本来顧客が求める政府系らしい仕事を維持するのは、ひとえに営業マンの能力に依存していますので、能力が不足していたり、上司とのコミュニケーションがうまくいっていない状況だと、ほとんど普通の民間銀行のようなセールスしかできなくなります。また、ノルマ主義も悪い面ばかりではありませんが、基本的な会社の考え方が古いのでそれなりパワハラなどは覚悟が必要です。

人間関係は上司の性格によるといえます。これはどの会社でも同じかも知れませんが、この会社では特に直属の上司との関係が全てです。合わなければ地獄です。何故なら、案件の審査・人事評価・普段の行動まで全て直属の上司が管理できる(当たり前ですが)ことから、面倒な上司になると徹底的に潰しにくることがあります。会社の体質が古いので、そういった一見「厳しい」上司は熱血タイプとして、支店上層部から評価されているケースがあり、それに耐えられない部下は「我慢の足りない人間」のレッテルを貼られることになることがあるからです。ある程度大きな組織である以上、人間の個性に頼り切った運営は問題があると思っていました。

商工組合中央金庫はホワイト／ブラック？

給与や福利厚生、勤務時間という観点では、十分にホワイト企業だと思います。確かに営業は毎日実施12時間くらいの仕事はしていますが、それ以上になることは今は少ないです。しかし、先にも書きましたが、会社の基本的な考え方が古いこともあって、パワハラと熱血が紙一重となっているケースが多く、若い職員の離職がなかなか止まないのが、それを象徴している気がします。

この会社をホワイト企業と思えるのは、やはり給与や福利厚生の充実度、それから比較的単純に勤務時間で判断できる人だと思います。現在は会社が遅くとも20時には閉まるので、その後はフリーで使えますから。一方でブラック企業と考えるのは、人間関係などを重視する人だと思います。今でも営業会議などではつるし上げや見せしめは当然ありますし、大声での罵倒なども頻繁です。昔のように教育するという観点があるというよりは、「若い人材は辞めることが多い」を前提に運よく残れば使っていこうというような上司が多い中では全体として人間関係や職場環境は決して良いものとは言えないと思います。