三菱航空機の評判・口コミ

三菱航空機への入社理由・志望動機

国産ジェット旅客機の開発を行う会社であり、仕事としては壮大なスケールで、やる気に満ちた雰囲気の会社でした。途中メディア報道にもある通り、数度の開発スケジュール遅延があった為、外国人技術者の急速な採用が進み、社内が一気に英語圏化しました。これに伴い日本人技術者の発言力が低迷した事は否めない状況でした。しかしながら、再度開発スケジュール遅延が明らかとなり、雇い入れた外人開発責任者達も、なかば責任を取ったり取らされる形で会社を去りました。現時点では、再び日本人中心の開発体制に戻って開発が継続されていますが、親会社による大幅な予算削減もあり、型式証明取得がいつになるのか明確な目処が付かない状況になっています。予算削減なら伴い、直接雇用されている者は一時帰休扱いとなった為、当然の事ながら全体的士気は低下し、従業員満足度も低い状況にあります。

三菱航空機での年収・給料：1500万円以上

自分の知見、能力を十分に反映した報酬であると思えるからです。しかしながら、グローバル標準では、管理規模的により高い報酬が支払われており、日本企業の賃金水準の低さを痛感させられます。航空機開発と言うリスクを伴う事業に取り組むので有れば、全体の賃金体系も大きく見直して行かないと、事業目的達成に必要な人材の確保は難しいと言わざるを得ないと同時に、開発終了後の製品維持が覚束なくなる可能性が大だと懸念しています。

三菱航空機のワークライフバランス

スケジュール管理は、開発を担っている外国人技術者のマネージメントが中心であり、時間的には長時間の残業を伴うこともなく、バランス良く仕事に従事出来たからです。ただ、折角変革の為に雇い入れた外国人技術者達であるにも拘らず、変化を受け入れられない日本人マネージメント層の存在もあり、日々軋轢が生じている事も事実で、単なる形式的福利厚生等の充実だけでは満たさない日常業務のバランスの悪さが存在しているのが、減点要素となっています。

三菱航空機の福利厚生

大企業ベースの福利厚生は提供されており、社会保険、休暇も保証されていて、不満に感じる点は無いです。自分自身には関係が無いですが、外国人技術者及びその家族に対する教育補助、休暇、一時帰国助成等々については相当に配慮された内容となったおり、満足と評価出来ると考えられます。福利厚生の元々のベースが日本企業のものであるため、3ヶ国で作業展開する現状に十分に対応しきれていない点が、今後の大きな課題として存在しています。

三菱航空機はホワイト／ブラック？

表面的、制度的には無理強いさらる部分は全くなく、いわゆるブラック企業と言う分類には当てはまらない会社です。しかしながら、典型的日本企業に外国人技術者を大量に導入した事もあり、彼等の要望に合わせて柔軟に規則、制度を運用して行く事は殆ど追随出来ておらず、グレーな部分を多々内部に抱えている点は、今後の大きな課題であると認識しています。