トランス・コスモスの評判・口コミ

トランス・コスモスに満足していること

会社として残業抑制・有給取得推進といったワークライフバランス改善に取り組んでいる点で満足しています。大規模な企業ですので部署により残業時間や有給取得率に差があるというのが現状ですが、規定時間以上の残業が続いている社員がいる場合、当該社員とその上長に対して「残業が増えているので抑制するように」というアラートが出されるようになっています。そのアラートを超えても残業が重なってしまった場合、上長にペナルティが与えられる仕組みになっていますので、組織的に残業抑制を進める事が出来ています。また、有給取得についても同様で、休めていない社員がいる場合は部署内で協力し合ってきっちり休ませるようにしています。

トランス・コスモスはアウトソーシングサービスを展開している会社であり、顧客の多くは大企業やそのグループ会社です。自社自体も大企業と言えますが、客先の大企業の事業にも関わる事が出来るという点が大きなやりがいでした。また、正社員の場合は定期的に異動があり、長く働いていれば複数の大企業の現場で働くチャンスがあります。そういった中で社会人として知識や経験・見分を広めて成長出来るチャンスが多くある会社であると言えます。

トランス・コスモスへの不満

アウトソーシングサービスは厳密には人材派遣とは異なるものですが、お金の動きは基本的に同じです。つまり顧客先から自社に契約金が支払われ、その中から自分に給料が支払われる仕組みとなっています。そういった「人材を提供する事業」である為、平均賃金は低く、不満に思っている社員が多くいます。私自身も顧客先のオフィスで、顧客と一緒に働いていたのですが、同じ仕事をしているのに自分の方が給与がかなり少ないという事を知った時はショックでした。

基本的に顧客先に常駐してサービスを展開する為、一般スタッフは自社で働く事がほぼありません。その為、自分の仕事が評価に直結していないのではないかという不満は抱いていました。会社の評価制度としては、半期ごとに各自で目標設定をして、その目標の達成度合いで人事評価を下すという仕組みになっていますが、これはほとんど自己申告のようなものであり、給与へもあまり反映されていないと感じます。マネージャークラスになれば本社とのやり取りも増え、評価を与えられるチャンスも増えますが、一般スタッフでいる間は評価はあまり上下せず、給与も横ばいという感じでした。

トランス・コスモスはホワイト／ブラック？

もともとはブラック企業として名前が広まってしまっていた会社ですが、近年は上記のようにワークライフバランス改善への取り組みを強化しており、ホワイト企業に近付いていると思います。残業代についても全額支給されるのでサービス残業はありませんし、給与水準は低いものの労働環境は悪くないのではないかと思います。

給与水準の高さを求める人にとってはブラック企業と感じるかもしれません。サービス残業は基本的にありませんが、残業時間自体が抑制されているので「残業代で稼ぐ」というのは難しい環境ですし、基本給も社会的水準と比較するとやや低めです。また、昇進をしない限り昇給も小幅です。その為、長く働いている人や年齢が高い人ほど、「給料が低いブラック企業だ」と感じるのではないかと思います。