設備工事の法人営業の仕事内容・年収・やりがい・将来性
最終更新日:2019/04/24
今回は、設備工事の法人営業としてお勤めの男性(30代後半)にお話を伺いました。設備工事の法人営業の仕事内容や向き不向き、やりがい、不満、年収について教えていただきました。また楽なのか?それともきつい(激務)のか?将来性はどうなのか?などなど、ざっくばらんに回答してもらいましたので、ぜひ最後までご覧ください。
回答者プロフィール
- お仕事:設備工事 法人営業
- 会社規模:300~499人
- 勤続年数:11年目
- 新卒 or 中途:新卒入社
- 雇用形態:正社員
- 現年収:500~599万円(入社時300~399万円)
- 性別:男性(仮名:すけ)
- 年代:30代後半
設備工事の法人営業の仕事内容
いわゆるゼネコンに対して法人営業をしています。物件が出るたびに情報を収集するためにゼネコン各社にまわり、仕事を紐つけるための営業を行います。場合によっては施主や地元有力者のところにも声を出してもらうために営業に行くこともあります。また、現場の見積作成や設計業務も部署の垣根を越えて自ら行うことも多いです。現場が受注できてからは、現場への挨拶、定期訪問、竣工時のお礼を現場に出向き行います。現場担当者がいないくらい忙しく、それでも客先の仕事を断れないときは、自ら現場に出向き、施工指示を出すこともあります。
設備工事の法人営業の仕事でやりがい、不満に感じていることは?
地図に乗るような大型物件、テレビで話題になるような施設を手がけられることが大きなやりがいです。目に見えて完成していく現場の様子を見ることは達成感を生み出してくれます。また、自分の子供に対しても、この現場は私が手がけた現場だと言えることは誇らしいと思います。目で見て親の仕事を理解してくれるはずです。加えて、色々な客先を営業していると、どんどん親派が増えていき、仲間が増えていくこも楽しみや大きなやりがいに結びついています。
ただでさえ仕事が忙しすぎる上に付き合いも多いので、自分の時間が確保できない点がキツいと感じます。平日は資料作成や見積・設計で深夜残業、そうでなければ客先との飲み会で帰宅できるのは日付が変わってからです。土曜日は客先とのゴルフをはじめとするイベントに強制参加、日曜日も埋まってしまうことが珍しくありません。そうなると自分の時間が作れません。一週間まるっと仕事がらみの付き合いが続き、プライベートが全然無いと感じることが多々あります。
激務で忙しく、ブラックだと思います。
向いている人、向いてない人
人付き合いが好きな人はこの仕事に向いていると思います。とにかく色々な人との付き合いが多く、深夜休日関係なくベッタリ濃厚な付き合いが求められます。他人とずっといてもストレスを感じない人間好きな人向きです。また、飲み会やゴルフの機会がかなり多いので、お酒が好きでゴルフも好きという人がこの仕事に求められます。
人付き合いが苦手という人が不向きです。夕方帰りの電車に乗ってから、「今飲んでるから、お前も来いよ。」という誘いが来ても、快く反対方向の電車を乗り換えて飲み会に参加できるようなフットワークの軽さが必要です。また、不条理なことを押し付けられることも多く、ストレスはかなり溜まります。打たれ強い性格の人が向いていると言えます。
設備工事の法人営業の将来性
そこそこ将来性はあると思います。
建設業は建物を作る仕事です。これから数十年先を考えた場合、建物が無くなることはありませんので、この仕事には需要があります。国内の需要が行き詰っても、海外に足を伸ばしている会社は数多くあるので、今後も伸びしろがある業界だと思います。新卒の友人や親戚に勧めたいかと言われると勧めません。3Kの仕事であることは否定できないので、耐性が無いとかなりキツい仕事だと思うからです。