日本電波工業の評判・口コミ

日本電波工業に満足していること

私が在籍していた時期、業界トップクラスの技術力を持っていましたので、技術職として大変刺激のある仕事に携わることができました。また、ものづくりの分野は日進月歩でトレンドが変化していきますので、新しい分野の技術や知識に常にチャレンジすることができました（だいたい２〜３年サイクル）。今はスマートフォンやパソコンが当たり前のように使われている世の中ですが、それらの機械の中に私が携わった技術、そして製品が採用されることが何度もありましたので、仕事の中で多くの達成感を得られました。

ものづくり業界の中では比較的地味な製品（いわゆる電子部品）を多く扱うという会社の性格からか、それとも国内最大の事業所がちょっと田舎に存在しているからか、どの職種の社員もとても大らかな性格の方が多かったです。私が在籍中に関わった社員がおそらく200人以上はいましたが、上司と部下の間で、いわゆるパワハラに該当するようなトラブルを目にすることはありませんでした。私は所属しておりませんでしたが、野球やフットサルなどの社員サークルの活動も活発でした。

---

日本電波工業への不満

残業が非常に多かったです。タイムカードで出勤＆退勤時刻の記録はしていますが、タイムカードを切ってからまた自分の席へ戻り、終わりの見えない残業へ…という行為が横行していました。私はそんなことしたくなかったのですが、諸先輩方がみんなそうしているため、私１人だけ先に帰るという勇気が出ませんでした。若いうちはそれでも良いのかもしれませんが、年齢を重ねるにつれて身体を壊す社員が続出し、最終的には何らかの病気を抱えたまま退職というケースを何度も見ました。

出世できるかどうかは、上司に気に入られるかどうか。それに尽きるようです。定期的に上司と面談する機会があって業績評価を数値的に行っている「はず」なのですが、その評価がどこで生かされているのか全く理解できません。どう見ても形骸化しています。残業時間の管理が雑なのは前述のとおりですが、その中で、より長い時間がんばってる（ように見える）人が出世していきます。がんばっている姿が上司の目に留まるかどうかが全てです。それが超長時間労働に拍車をかける原因にもなっていると思います。

---

日本電波工業はホワイト／ブラック？

とにかく勤務時間の管理がルーズだからです。終わらない残業、そして壊れていく社員。社員の入れ替わりは激しい方だと思います。そもそもタイムカードを切ってから自席に戻るという行為がお咎めなしとなっている時点で十分ブラックなのではないでしょうか。

会社が世の中に送り出している製品は大変ユニークで、同じ分野で働く人から見ると大変興味深いものばかりだと思います。ですので、純粋にこの会社が持つ技術力に興味を持つ人で、仕事＝趣味である人にとっては、ホワイト企業だと感じられるのかもしれません。