日本ニューホランドの評判・口コミ

日本ニューホランドに満足していること

仕事内容自体がサービスアドバイザーという日本ニューホランドで販売したトラクターや農機具の点検整備がメインになります。実際に作物に応じて帰りの時間が遅くなったり、農家によってはかなり強い口調で怒られることもあり一人の力ではお客様が求めていることができないことが多々あります。そういう厳しい中で仕事をしているので社員全体で助け合う風潮があり、非常に良好な人間関係の中で働くことができます。現在はほかの会社にいるのですが、日本ニューホランド株式会社で働いた経験が非常に今の仕事のモチベーションにつながっているので感謝しています。

次に満足しているのは個人としての技術力の向上です。整備士という仕事はたくさんの知識や技術、経験が求められる職種なので農機具を輸入して販売整備まで一貫していることがスキルアップにはかかせないです。実際に日本での輸入代理店なので最新の情報が海外の製造元であるCNHグローバル社から随時連絡も入りますし、１年に修理や整備をする台数もほかの整備工場よりも多く内容も複雑なものが多いです。若いうちに難しい修理技術を学んでおけばその先整備士として働く上での大きな土台になると感じています。

---

日本ニューホランドへの不満

給料や待遇に関しては他の農機具メーカーの中で１番低い部類になります。整備士は自動車やトラック販売店で働くのが大半であり、そのほとんどがかなりの低賃金で働いています。その中でも農機具や建機のメーカーは整備士としては恵まれた給料をもらえるのですが、農機具メーカーの中での日本ニューホランド株式会社は一番低いです。具体的には１年の中で一番忙しい小麦の収穫時期に２４時間体制で２週間ほど働くのですが、満額残業代や休日出勤分の手当てがもらえるわけではなくほとんどがうやむやにされます。そのほか賞与に関しても年間の売り上げによって評価される成果主義なのですが上限が決まっており、ほとんどの社員が上限いっぱいまで売り上げをしてもほぼ横並びの金額になってしまいます。上限といっても他メーカーのMSK農業機械やクボタ、ヤンマーなどの１年目や２年目と同額ということが多々ありました。

毎年新入社員を３０人から５０人採用し実際にトラクターの点検整備を行うサービスアドバイザーの人員を増やす計画をしていましたが、新入社員よりも退職者の方が多く年々減っているのが現状です。日本全国に５０か所ほどの営業所があるのですがどこも人員不足である程度の年数のベテランが退職し、それの補充が新入社員しかいないため各営業所ごとの技術力が低くなっている問題を抱えています。そういうのが目に見えているのできつい言葉になってしまいますが、将来性は無いと断言できます。

---

日本ニューホランドはホワイト／ブラック？

日本ニューホランドで働くメリットよりもデメリットの方が大きくいまだに待遇の改善が行われていなく、他メーカーに流失しているのを防げていないのが現状です。全体的な人員が少なくなっているのに会社全体の収益自体は年々右肩上がりに上がっているので、社員一人一人の負担が大きく長く働いている人は疲れ切っているのが目に見えてわかります。その将来性を見てブラックだと思い、私は転職しました。

日本ニューホランド株式会社をホワイトだと感じているのは高卒から入っている社員が大半です。他の社会のことや他メーカーの待遇などを知らずにニューホランドの中のことだけ知らない人が非常に多いです。大卒や中途採用者は他の情報にも敏感なので退職している印象ですが、高卒者などは日本ニューホランド株式会社をホワイトだと思い込ませている洗脳行為があります。他のメーカーからもニューホの社員は洗脳されているなど言われるので洗脳に似たことが行われているのでしょう。私も入社して７年目で転職したのですが５年目までは他のメーカーよりも待遇や人間関係も優れていると思い込んでおり、日本ニューホランド株式会社の一員として働いていることに誇りを持っていました。ですが転職して今現在本当に後悔というかあの時は社会全体が見えていなかったなと反省することが多かったです。