ヒビノの評判・口コミ

ヒビノに満足していること

舞台音響や映像技術では日本国内のトップの機材量と技術力を持っていた会社だったので、非常にその点ではやりがいがありました。現場の量も他の同業とは非ではないくらいの量もありましたし、社に回ってくる仕事の質も非常にクリエイティブなものが多くありました。多くは大手企業向けのイベント関連の仕事なのですが、半数はミュージシャンに付いて全国を回るような音響の施工現場が多く、自社の名前を出すと業界内では一目置かれるような存在になれました。

先述したような業界内でのネームバリューはもちろん、舞台業界や音響、映像の業界は非常にギャラが低いことで知られています。しかし、自社は他の同業の会社から比べると、非常に高いお給料をいただけていました。音響の施工技術者や映像の業者の一人当たりの単価は、現在の都内の相場では30000円ほどなのですが、自社は大手企業向けの仕事が多く、技術員一人当たりの単価が50000円ほどだったのが大きいのかと思います。

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ヒビノへの不満

やりがいのある仕事がひっきりなしにくる一方、どうしてもプライベートは後回しになってしまいます。業界自体が不規則な生活になりやすいのもあるのですが、自社の扱っていた仕事は昼も夜もないような現場が多くあって、会社自体もお給料で優遇されていた反面、育休制度や産休制度のアウトラインは、非常に曖昧なまま運営をしていたイメージです。自分も子供が出来たタイミングで、どうしても子育てに参加したいという思いから退職を選択しました。

仕事自体が現場での施工になりますので、どうしても時間のないシチュエーションや、機材のトラブルに巻き込まれるシチュエーションが年間を通して仕事をしているとあります。その際に、余裕のない現場になればなるほど、人間関係はギスギスして切迫した場面が増えていってしまうのが実際のところです。やはり企業向けの催しなので、大手の代理店が間に入って仕切っている時などに、その傾向は顕著に現れました。代理店がクライアントのいいなりだと、当初の準備が水泡に帰すような場面も数多くありました。

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ヒビノはホワイト／ブラック？

とにかく、現在のイベントをとりまく施工企業への扱いの酷さは目に余ります。同業者の方の声はどうしても現場にいると聞こえてくるので、そういった人たちに比べるとマシなのかなと思っています。オリンピックで顕著にその傾向が表れると、イベント自体が立ち行かなくなりそうな気がします。

同僚には、自社をブラックだブラックだと皮肉る人もいましたが、そういった人は実際に現場の量も多かったので、仕事ができる人ほど、そういった傾向が強いのかなとも思います。仕事ができる人にほど、量も質も高いビジネスを振られてしまいますからね。