オムロン山陽の評判・口コミ

オムロン山陽に満足していること

オムロン株式会社のグループ会社ということで、親会社と同等の福利厚生が受けられるからです。全国にある保養施設の利用や、財形貯蓄もオムロン株式会社の基準で入れますし、持ち株会の株は当然上場しているオムロン株式会社の株を買うことができます。その際には社員に対して１０％の補助が出るのでとてもお得だと感じました。また、労働組合もグループ会社ひとつずつにあり、社員の意見を近くで聞いてくれるという安心感もありました。

転職してわかったことですが、オムロン山陽株式会社の給与水準は県内にある会社としては高い方だと実感できました。具体的には日本のサラリーマンの平均所得といわれている額のプラス６０〜７０万円（役職なし　３５歳　独身）はもらっていました。といっても休日出勤や残業代など各種手当を入れた額ですが。係長クラスで６００〜７００万円。課長以上の管理職になると１０００万円以上もらえていたので、従業員数百数十の規模の会社としては悪くなかったと思います。

---

オムロン山陽への不満

各部署ごとにとても壁があると感じました。一つの改善プロジェクトをいろいろな部署と横断的にやるとき、休憩時に個人的に話した時には賛成しても、いざ会議になると自部署の利益を優先し（改善に対する労力、資金がないなど）、業務として前に進めていくことが本当に難しかったです。また、管理職以下の社員の発言力がとても弱く、会議でまとまったとしても管理職の鶴の一声でひっくり返ることもありました。管理職以上の人は本社からの出向者で占められていたのも理由かもしれません。

社風はオムロン山陽株式会社独自のというよりも、本社の影響を受ける独特の環境があるからかもしれません。管理職はほぼ本社からの出向者で占められているため、本社をとてもすごい！ここ（オムロン山陽株式会社）も早く追いつけ、もっとグローバルに目を向けろ！という圧力があります。会社としては独立採算でやっているにもかかわらず、本社の人間が常に上にいるというジレンマがあり、常に抑圧されていると感じる状況があります。

---

オムロン山陽はホワイト／ブラック？

会社としてはホワイトに入ると思います。休日もしっかりあり（土日祝）、給料やその他手当も充実していますし、残業の制限もあり、労働組合もあり、既定の残業時間を超えるときには労働組合と会社側の同意がないとできません。ただ、会社全体としての条件はホワイトの状態であっても、業務量の分担に対する平準化などはできていないため、プロジェクト時や生産量が多い時、また一部の上司は残業をせず帰れと言いますが、定時間内で終わらない業務は自分でどうにかしろなどと言います。会社は現代的ですが、働いている人間は前時代的な人がいるため紙一重の状態です。

上司に恵まれていない人だと思います。部署間が閉鎖的であり、また会社側に相談しても状態が変わらないことがあります。例えば、「残業が絶対に必要な量の業務量だとしても上司が残業を認めない→そのため残業を付けずに仕事をすると上司から叱責を受ける→そのことを会社に言っても変化がない」という感じです。上司に恵まれている部署では本当に業務の平準化や他部署との交渉による効率化の推進など綺麗な流れを作ることができますが、部署ごとが閉鎖的であるがゆえに一旦悪いところ（ブラックだと思われる部署）に行くと抜け出すのは困難です。