法務省矯正局の評判・口コミ

法務省矯正局に満足していること

手取りで毎月20万とちょっとくらいいただいていました。なんだそれくらいか、と思われるかもしれません。あとこれに家賃のメリットがあります。職員は大体施設（刑務所、拘置所）近くの官舎に住むようになります。この官舎が格安であり、私のところでは５，０００円でした。一般企業の社宅やそれ以外で生活する場合ここまで格安になることはないと思います。ちなみに駐車場代は無料です。そのため実質はプラス数万円というところになると思います。正直自分は高い給料を頂けるほど能力のある人間ではないので、金銭面に限定すれば大変満足するものでした。

成長性と回答しましたが、正確には安定性になると思います。国の施設で勤務するわけですから、職員は国家公務員になります。（一部の施設では民間企業と共同で運営されているところもあるようですが）身分保障や定期昇給、ボーナスが毎年しっかり貰える・・しっかりとした企業で働いていらっしゃる方には当たり前に思われるかもしれません。しかし私のようにこれまで中小企業での勤務経験しかない人間にとっては、にわかに信じられないように感じました。

---

法務省矯正局への不満

理解して採用試験を受験しており、仕方ないことだと思います。短い期間しか勤務していませんが、仕事の中ではっきりいって「やりがい・面白み」を感じることはありませんでした。全ての人がそうだというつもりはありませんが、私が知る限りでは「安定性」「他の類似官職を受験したがここしか合格しなかった」「運動経験があり体力に自信があるので活かしたい」といった内容で職員になった人が多く、受刑者の更生を考えて・・という人は聞いたことがありません。実際に相手は過去に罪を犯した人たちです。常に「なにかしでかすのでは？」という緊張感をもって仕事に臨み、何事もなく一日が終わることを目標に毎日を過ごしていました。

これも仕方ないことですが、経験がものを言う職場である○階級制度を用いている職場である○言い方は悪いが、どうしても閉鎖的な職場になる以上のことから、入ったばかりの職員は先輩・上司に絶対に頭が上がりません。職場の目標が「何事もなく施設を運営する」ことですから、新人だから・・何も分からないから・・といった理由で許されることはありません。上の人に気に入られないと、仕事をする上で非常に困ることになります。私は上の人に取り入るのに失敗したため、このことを切実に実感することになりました。このことに階級が存在していることが上意下達の職場を形成していること（これもどうしようもないですが・・）、外部の人達と接点をもつ機会が少ないのでどうしても密な人間関係形成を要求されるようになることも、私には合いませんでした。

---

法務省矯正局はホワイト／ブラック？

緊張感・正確さを要求される、非常にシビアな職場だと思います。またストレスからか職員の不祥事や高い離職率も事実としてあります。勤務時間も時間きっかりに終わらないことも珍しくありません。しかし公務員であることは事実ですし、待遇・福利厚生はしっかりとしています。従って、ブラックとはいえないと思います。

私は性格的、体力的にも職場の雰囲気に合わず早期に離職することになりました。そのため、ブラックと感じているのは私になるはずです。ただし先に挙げた待遇面では恵まれているので、それほどブラックとは思いません。また同じように退職した同僚がいましたが、やはり体育会系といいますか軍隊のような上意下達の雰囲気に馴染めなかった人には、もしかしたらブラックと感じるかもしれません。