ニュー・オータニの評判・口コミ

ニュー・オータニに満足していること

ハイレベルなお客さまが多いので、自分も恥ずかしくない接客サービスをしようと意識が高くなったことです。立ち居振舞い、語学(英語とイタリア語)、数百人のお客さまのお顔とお名前を覚えた事、正しい日本語を学び、世の中の動きを知る事...フロント係全員の仕事は、チェックイン＆アウト、ホテル内外の案内等です。それプラス個人の役割分担があります。部屋割り係、VIP係、団体旅行係、会計係等の10種類位で、私は在職中の13年間で全ての業務を担当しました。特にVIP係が長かったのですが、そういう方は、ご自分のお名前をおっしゃらない方も多くいらっしゃいました。大手企業の重役、外国人賓客、政治家、芸能人... 自分なりに似顔絵を描いた手帳を忍ばせて、必死になって覚えていました。『○さん(私)がフロントにいると安心するよ。』とVIPの方に言って頂いたことがあって、ホテルマンになって本当に良かったと思いました。

ホテル勤務は早番、遅番、勤務などと不規則な生活が続きます。体調にはとても気をつけていました。職場ではカゼや病気で休むスタッフはいつも決まった人で、何となく疎まれていました。もちろん全くカゼにならない人などいないのですが、私が尊敬していた先輩は、プライベートは思いっきり楽しみながら、生活習慣などに気を付けて、常に職場に迷惑をかけないようにしていました。休日は平日が多いので、ジムで体力をつけたり、クリニックや歯医者さんでマメにメンテナンスをしたり。金融機関や官公庁などにも自由に行けるのが私には合っていました。

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ニュー・オータニへの不満

ホテルに限らず、サービス業全般に言える事ですが、お給料、待遇面は良くないです。私はアパレルのバイヤー職からホテルに転職しました。短期大学の英文科を卒業しましたが、お給料は同年代の友人と比べてもかなり下の方です。私は実家暮らしでしたので何とかやり繰りが出来ていましたが、年下の彼氏と交際していた同期は食事やデート代を半分づつ出していたので誕生日プレゼントなどがあまり良いものを上げる事が出来ないと言っていたし、一人暮らしの先輩は結婚資金が貯金できないという理由で転職してしまいました。

老舗ホテルでしたので、古い社風もわずかに残っていました。男性スタッフは出世や昇給に大きくかかわるので、あまり大胆な企画や発想を提案すると『出る杭は打たれる』ので、スタンダードな考えを発表するようにしていました。また、自分を推してくれるような相性の合う上司をみつける事が大切だと言っていましたが、女性スタッフからそういった意見を聞いたことがありませんでした。男女共に、帰国子女のような少しアメリカナイズという感じの人は１年位で辞めていく人が多かったです。

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ニュー・オータニはホワイト／ブラック？

どこでもあるような不満で、特にブラック企業だと思ったことはありません。大変だったことはいい思い出になっています。年のせいかとも感じましたが(現在45歳です)、在職中のスタッフも別の企業の話を聞くと、自分たちが恵まれている方だと思ったようです。

外国育ちの帰国子女の方。→ひとくくりにしては失礼かもしれませんが、自己主張が強く、自分の意見や要望をストレートに言う方。どちらかというと個人プレーの方が多く、回りと同じように(日本字的考えかもしれません)合わせることが出来ず、ガマンできない人が多いように感じました。