十勝毎日新聞社の評判・口コミ

十勝毎日新聞社への入社理由・志望動機

東京の大学に進学し、首都圏での就職を考えていましたが、就職活動がバブル崩壊のタイミングに重なってしまい、Uターン希望に切り替えました。もともと文章を書くのが得意ということもあって着目したのが、地元で唯一の新聞社である十勝毎日新聞社で記者職に就くことでした。当時、インターネットや携帯電話は一般的ではなかったので、取材業務を通して首都圏や世界の情報にも日常的に触れることができるだろうと考えました。

---

十勝毎日新聞社での年収・給料：700～799万円

地域における勤労者の平均年収と比べれば、かなり高い方だという認識はあります。ただ、同様の業務をこなしている全国の同業他社と比較すると、むしろ低いと言わざるを得ません。近年は全国的な新聞離れが進んでいることから、ベースアップすらままならない状況が続き、年2回の賞与もジリ貧です。結局のところ、年収・給与は不満とまでは言い切れませんが、決して満足できると言えるほどでもありません。どちらでもないというのが妥当なところだと感じます。

---

十勝毎日新聞社のワークライフバランス

完全週休2日制になったのが2020年度からと遅く、それまでは4週7休という前時代的な労働環境でした。長年にわたり、休日出勤と残業は当たり前の社風で、表立ってワークライフバランスが論議されたこともありません。大都会のように長時間の電車通勤がない分、まだ救われていますが、働き方改革が叫ばれる時代に合わせて全社的に課題を解決していこうという姿勢に欠けるのが問題であるように思います。古株の社員の中には「マスコミだから仕方がない」と開き直る体質が残っているのも残念です。

---

十勝毎日新聞社の福利厚生

グループ会社に飲食店や宿泊施設が存在するため、従業員が割安で利用できるというのは、この会社ならではの特徴かもしれません。社外のリゾート施設に割安で宿泊できる制度も整っています。ただし、それら以外に目立った福利厚生はなく、ここ10年以上は新たに追加されたメニューもありません。また、ハード面の福利厚生ばかりでなく、休暇制度や自己研鑽の支援などに関わる福利厚生の拡充が図られれば、従業員の満足度がもっと高まると考えます。

---

十勝毎日新聞社はホワイト／ブラック？

年収・給与、ワークライフバランスなどを総合的に考えれば、やはりブラック企業に分類されると考えます。年間を通じて仕事の拘束時間が長いというのは、短い期間にたくさんの経験を積み、スキルを高められるという意味ではプラスかもしれません。自分もその恩恵を受けた1人で、そうした職場で仕事に没頭できたことには感謝しています。ただし、従業員が望む働き方は人それぞれのはずです。ブラック企業の本質は働き方を一方的に押し付けることにあると考えるところですが、十勝毎日新聞社も個々の従業員が自らに合った働き方を堂々と選べる職場であってほしいと願うばかりです。