ベストセラーズの評判・口コミ

ベストセラーズに満足していること

採用の絶対数が少ない人気の業界・職種で、１年目からＯＪＴがつく形で仕事を任せてもらうことができたからです。現場でスピード感をもって仕事を覚えることができました。また、上司には大ベストセラーを出した経験がある方もいたので（現在は退社済みとのこと）、その人のもとで仕事を教えてもらえたことは、厳しいことも多々ありましたが、退職後も私の貴重な財産となっています。もともと流動性の高い業界でもあり、私以外にも退職後に別の会社で活躍している同業者が多数います。

正直に言って、裁量労働制下で行なわれる編集の仕事には区切りや終わりがなかなか見えません。深夜12時、１時、そして終電がなくなってからも煌々とビルには灯りがついていました。休日出勤も当たり前。雑誌では街灯スナップ等の撮影があるため、休日はそれで潰れます。とはいえ、それだけ時間と労力をかけた仕事が本や雑誌という形になって出来上がることにはやりがいを覚えます。もともと本が好きでないと出版業界には入ってこないでしょうから、当たり前といえば当たり前ですが。

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ベストセラーズへの不満

数年前に労働争議が起こったように、つい先日まで完全に一族によるワンマン経営でした。毎月の朝礼では会長による恫喝まがいの訓示があり、成績の悪い人は社員全員の前で吊るし上げになります。上司も強権的な人間が多く、パワハラ・セクハラは当たり前。聞いた話では数年前に新卒採用された直後、研修中にセクハラ被害に遭った女性がいたともいいます。また、そのために社内の雰囲気は決して良いとは言いがたいものでした。風通しが悪く、常に閉塞感が漂う感じです。

出版業界全体が不景気、斜陽と言われて久しいので、この会社ばかりでもないかもしれませんが、成長性はあまり感じられませんでした。特にこの数年は雑誌の落ち込みが激しく、何とか雑誌で保っていた態勢がかなり厳しくなってきた様子。また、出版業界の中では稀有といっていいくらい健全な財務状況でしたが、それは社員の低賃金・重労働で保っていた一族強権経営ならではのもの。つい先日、経営に将来性がないと踏んだ一族は、ついに会社を売り飛ばしてしまいました。

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ベストセラーズはホワイト／ブラック？

前述したように、低賃金・重労働、かつ一族経営の強権的なワンマン体制で、将来性がまったく見えなかったからです。退職した今となっては新社長のもと、どのような体制になっているかわかりませんが、少しでも改善していることを祈りたいものです。

ホワイト企業だと感じていた人がいたとしたら、年収を多くもらっていた高齢の管理職・役職つきの人ばかりではないかと思います。前述のように強権的な経営だったので、経営側に回ってしまえば大きな権力をもつことになるからです。