西村屋の評判・口コミ

西村屋への入社理由・志望動機

兵庫県の北部にある城崎温泉。千四百年前にコウノトリが傷を癒したところが源泉だったと語り継がれる、いにしえより続く温泉街です。その城崎温泉に、旅館を経営されてから１６０年もの歴史ある会社で働きたかったことが一番の志望動機です。兵庫県でも北部は田舎町ですが、この西村屋は本館とホテル旅館があり、従業員も３００人近くが勤務する大手企業だったことも選んだ理由のひとつです。

---

西村屋での年収・給料：300～399万円

若い頃に一度この企業に勤務していたこともあり、幹部の方々、人事の部長にも懇意にしていただいていていました。そのため、再就職ということで試用期間なしで勤めた日から正社員として働かせていただきました。給料も前職より高く、ボーナスもきちんと出るという事だったので、当初は満足でした。しかし、３００人近くが勤務する大所帯だということと、日々のお客様のキャッシュの管理、経費の管理等、企業の経営の中枢である経理をたった３人で交代で勤務していました。お昼ご飯もろくにゆっくり食べられない状況で、休憩時間はなく、金融機関なみに１円でも金額が合わないと帰られない。残業手当もつかないでは決して給料が良いとはいえませんでした。

---

西村屋のワークライフバランス

経理といっても、別に事務所があるわけではなく、フロントのバックヤードにデスクがありました。横は、会長と社長、専務の席。同じところに人事部の席。その隣には予約受付の席、ブライダル専門部署、フロント勤務者の席とすべて同じフロアにあるのです。ゆえに、経理の仕事をしながら、電話番、会長や社長への面会のお客様の応対、時にはフロントから客室へ宿泊客のご案内までもしていました。休憩はご飯を食べる間だけでした。月の半分は３人のうち誰かが休みですから、とてもそれは大変でした

---

西村屋の福利厚生

福利厚生だけでいうと満足でした。ひと月にご宿泊のお客様が一定人数を超えると、大入りボーナスとして、従業員全員に３０００円がもらえました。社員旅行も必ず年に一回はありました。社員積み立てをしていましたが、わずかな金額でしたし、あとは会社が出してくれました。忘年会も年末の大掃除に合わせて全館休業をし、仲居さんたちをねぎらい、お弁当を取って宴会がありました。その他では、さまざまな研修を開催されていました。それは仕事にも活かされていることばかりです。

---

西村屋はホワイト／ブラック？

和室に露天風呂、和のおもてなし、婚礼などもあり一見華やかにみえるこの業種ですが、働く従業員は忙しすぎてギスギスしているところもあります。サービス業ですから、時間だからハイおしまいとはならないことはわかりますが、毎日残業では、現在の世の流れには逆行していると思います。老舗旅館という事もあり、古くから勤務されている幹部が、お客様のためにと、この業界は残業して当たり前みたいな風潮がかなり残っているのではないかと思っています。この方々に働き方改革を説いたところで、聞く耳を持たれないでしょう。残業が続くのは大変でしたが、ブラック企業というところまではいっていないと思っています。