サンアクアTOTOの評判・口コミ

サンアクアTOTOへの入社理由・志望動機

従前通っていた職業訓練校の人事担当者からの推薦でした。直前に友人と起業し、その後運営方向性の違いで決裂、食うに困っていたところを「拾ってもらった」形です。精神障害者が一般就労することは困難な時期であったこと、提示された給与が妥当であったこと、そして何より当時の社長が快活な方で馬が合った事が決め手となりました。親会社は大手であり、安定した経営が期待できたことも大きいです。

サンアクアTOTOでの年収・給料：300～399万円

障がい者雇用においては、多くの企業で健常者の80～75%で給与が決められることが多いですが、該当会社においては健常者社員、障がい者社員とも同一の給与テーブルにて処遇されていました。基本給の額は地域的・業務的にみると多いとは言えませんでしたが、特例子会社という特性上、給与外でのサポートや恩恵といったものも多く、トータルの生活に対する支給という面で優れていました。また、賞与の支給基準が明確であり「実績を残せば、ではなく頑張れば必ず報われる」制度です。(これは親会社の意向も大きいと思います。）このことにより、会社を信頼することができました。

サンアクアTOTOのワークライフバランス

さまざまな理由で残業できない社員も多く、その分を「元気な人」「健常者」そして「頑張れる人」で補っていました。特に頑張れる人が頑張り過ぎないよう、常に見守りを行う体制が整っていました。年休は法定通りの付与（法定消滅分積立制度あり）で、休む際は通常年休を使いますが、年休を使い切った場合でも、無給ですが欠勤にならない特別休暇制度があり、通院・障害の状況等、多分に配慮されたシステムが構築されていました。社内に複数の異なる業務を行う部署があり、何か起こっても他で仕事が続けられる体制を整えていました。

サンアクアTOTOの福利厚生

親会社のシステムを利用することができ、昼食補助、残業食、社内通貨といった独自の福利厚生施策が充実していました。通常の会社ではなかなか整備できないレベルでのバリアフリーが実装されていました。多くは下肢障がい者を想像されると思いますが、該当会社では視覚・聴覚・上肢・下肢・知的、そして精神全ての障がい特性に対して配慮し、さらにその配慮も進化し続けていました。該当会社独自の福利厚生システムも構築しようとしていた時期であり、専門の委員会（経営、管理職層、一般社員層からそれぞれ複数名）を設け、広く社内から意見を募っていました。

サンアクアTOTOはホワイト／ブラック？

会社の制度や仕組みといった面では、これ以上ないホワイトであったと思います。しかし、管理職層が本社からの出向で占められ、また半分以上が色々な障がい者、そして障がい者のほとんどは中途入社という組織。それぞれの想いが時に（かなりの頻度で）悪い方向に作用することもありました。障がい者ゆえの「心の暗さ」を感じてしまう事も多々ありましたが、それを是とするもの、非とするものそれぞれ存在しており、経営側の力不足を感じてしまう事も多くありました。