生産管理ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

「所定の位置に具材があるか」「シールが間違っていないか」「重量は間違っていないか」などの管理をしています。つくる商品の数は1つだけでなく、500～600個、商品によっては3,000個製造することもあります。また商品数も1パターンだけでなく、50～60パターンにも及びます。それを前提に、間違いが発生しないような仕組みを考えたり、現場のチェックをしていきます。

私の会社はコンビニ向けの商品を製造しているのですが、コンビニでは毎週新商品が発売されています。はじめてつくられる商品は誰もつくった経験がないため、要件どおりに作られているかを細かく確認していきます。

商品によっては、なかなか規格通りに作ることができない商品もあります。その際に原因と解決策がパッと浮かんで対応できた時は非常にやりがいを感じられます。

基本的に製造現場の中で作業することが多いので、社員だけでなくパートさんともコミュニケーションをとって仕事をすることなります。さまざまな人とコミュニケーションをとりながら働くのはとても楽しいです。

なにかトラブルが発生した際にすぐに呼ばれることです。主に呼ばれる原因としては「現場の製造応援」「機械の修理」「雑用」です。商品を出荷ができないと売上につながらないので、ある程度色々な知識をつけておきトラブルに対応できないとプレッシャーが非常にきつくなります。普段は部署に2～3人いてローテーション出勤をしているのですが、金～日になると1人体制になります。その際にトラブルが発生すると1人で解決しなければならず、結構しんどい時があります。

また世間一般のイベント（節分、丑の日、大型連休、ハロウィン、クリスマスなど）には商品が売れるので製造も忙しくなります。日によっては夜勤をすることもあり、肉体的にきついと感じることがあります。

「自分の仕事はこれ」と決め込んでいる人よりも幅広く色々なことを知りたいと思う人のほうが向いているかもしれません。商品を製造現場に落とし込む判断をしなければいけない仕事なので、曖昧な表現をせずに確かなことをしっかりと発信できることが求められます。そのため、責任を感じる仕事に抵抗がある人は向いていないと思います。

そこそこ将来性はあると思います。

どんなに景気が悪くても「食」へのニーズは変わりませんし、外資系企業がわざわざ日本に参入してくることもないと思うので、今後も業績は安定するのではにないかと考えています。

また外食ではなくコンビニなどで食べ物を買って自宅で食べる人が増えているそうです。こうした動向も弊社にとっては追い風です。