システムプロデューサーってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

とある中規模クラスのメーカーでシステムプロデューサーとして仕事をしています。

具体的な仕事内容としては、業務に必要なシステムの構築、システム拡張・機能拡張の実施のマネージメント（予算・人員・品質・スケジュール）で、現場の要望にあわせて要件のヒアリングを行い、それに基づいた仕様策定・システム設計を行っていきます。

またシステム開発以外にも社内で利用しているシステム資産・ライセンスの管理を行ったり、システムトラブルが発生した場合には、障害が収束するまで対応を行います。

大規模なシステム開発、もしくはシステム入れ替えをする際は、たいてい意図しないトラブルが起きがちですが、そのような一切発生せず、現場より感謝の言葉をかけられたときはとてもうれしく思います。

また結果としてシステムの導入によって売上が目に見えて上がったり利益が削減できたりしたときも大きなやりがいを感じます。

現場はふわっとした理想（夢）を多く語ってくるのですが、その夢を「システムの仕様」として落とし込むまでが、ヒアリングと要件定義の連続できつい作業となります。

またシステム的なトラブルが発生した場合、何よりも優先的に火消を行わなければなりません。その発生時間帯が休日であろうと深夜であろうと、トラブルが発生したら真っ先に連絡が入りますので精神的につらく感じるときもあります。

何よりも現実的な考えができる人です。予算の範囲内で、現実的なゴールをセットし、何が足りないのかを考え、要件に落とし込んでいく必要があります。そのため、思いつきで行動しがちな人というよりは、ロジックをベースに答えを導く仕事に慣れている人の方が向いていると思います。

将来性はあると思います。

今後ますます労働力が少なくなっていき、IT化・AI化が進んでいくことは避けられません。どれだけシステム化が進んでも、システムを設計し、構築するのは我々システムプロデューサーの仕事になります。

そのため、DXが叫ばれる中で、むしろ今後はますます求められる領域が増えていくことでしょう。