ピアノの先生ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

下は３歳、上は５０歳くらいの生徒さんがいらっしゃいます。ピアノを習いに来る生徒さんの目的・要望は「単にピアノが弾けるようになりたい」「趣味として技術を深めたい」「将来ピアノの世界で仕事として活躍したい」などさまざまです。生徒さんそれぞれの要望にしっかり耳を傾け、コミュニケーションをとりながら、一方通行ではない相互が納得できるレッスン内容を進めるよう心がけ、レッスンのプログラムを考えています。

ピアノという楽器を通じて人それぞれの特徴ある感性というに触れることができます。その感性を抑えることなく、良い部分として伸ばしてあげれたら良いなと考えています。教えている立場でありますが、自分には無い表現方法や感情の込め方など、生徒さんにはいつも感動させられます。仕事や学校など社会では自分の個性を殺して考えなければならない場面が多いと思いますが、音楽の世界では自分の個性を存分に表現することができます。

教えている生徒さんのモチベーションによって、こちらも教えるという仕事がつまらなくなったり面白くなったり、左右されます。生徒さんのモチベーションは日によって様々で、基本的には聞き役にまわり会話で発散していただくことを大事にしています。話すことでスッキリしていただき、レッスンは集中してやっていただけると上達のスピードが上がったりするのですが、一方でモチベーションが低い状態が続くと、互いに人間ですのでつらい気持ちになってしまいます。

傲慢な考えや自意識過剰の方は不向きであるように思います。生徒さんは言い換えてみればお客様でありますので、その生徒さんそれぞれのご要望に合わせて教えてあげれるか否かが私たちプロの講師の力量の幅というものであるように考えています。生徒さんの気持ちを考えず一辺倒に教えることは、実は簡単ですが、そんなレッスンを受けている生徒さんはピアノを辞めてしまいます。

どちらとも言えないです。

専門の学校などで音楽を勉強されている方は沢山いらっしゃいます。私も通っていましたが、ゴールの見えないもどかしさを感じます。

個人的には音楽以外に何かスキルを身につけておく良いと思います。私は以前接客業の仕事をしていたのですが、生徒に教えるうえでとても役に立っているように感じます。