経理ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

• 日々の請求や給料の支払い
• 回収の管理
• 領収証の発行
• 手形管理
• 利益計画の作成
• 業績見通しの作成
• 各営業所の数字管理など

といった一般の経理事務業務から、建設業特有の、

• 不動産登記に関連する業務
• 取引先様と取り交わす書類全般の検収等

を行っています。また法改正に伴う各種通知や、コンプライアンス遵守状況の確認など、一部監査的な業務も担当することもあります。

主な仕事内容は主に以下の3つです。

• 会社の資産の動きの管理：毎日の売上げが正しい金額で振り込まれているか、振り込まれた金額と銀行の残高は正しいかをチェックする
• 支払の管理：購入している原材料の単価に間違いがないか、請求書は正しい金額で発行されているかを確認し、相手に振込を行う
• 出張旅費や経費の管理：渡航先に間違いはないか、不備はないかのチェック、経費の管理は購入した物は本当に必要なものかをチェックし、処理する

経理業務は経営の最後の砦であるとよく言われますが、まさにその言葉どおり責任のある仕事を任せてもらえています。年齢や社歴に関係なく、例えば他の部署の部門長が相手であっても対等な立場で仕事ができる点がやりがいといえると思います。

逆に捉えると決して失敗や間違いは許されないため、経験が浅いうちや知識が未熟なうちは上の立場の人とやりあうことの難しさを感じることも多かったです。

密かに楽しく感じていることは毎月出している資産表の数値がきっちり合っている時です。私が担当するまではズレがあったりしていましたが、しっかりと問題を追うことできっちり合うようになりました。

現在私が所属している部署では、私の上には全体を統括する責任者がいるものの実務はほとんど全て私が担当しなければならず、繁忙期には手が回らなくなることもあります。今の自分の状況を理解してくれる人がいない、代わりが効かないということはプレッシャーでもあります。

また、同じ環境で働く同僚がいないため、切磋琢磨して成長するという機会も少なく、モチベーションを上げることが難しいと感じています。

だいたい毎月仕事の周期が決まっており、大きな変化がない点です。また決算の時期はとても大変で、予想していたこと以外にハプニングがあったり、ミスが起こったりで困ることが多々出てきます。

経理は最後の砦となるため、仕事の正確性が一番です。弊社はおかげさまで業績も拡大傾向にあり、仕事量も増えてきているため優先順位を付けて仕事を捌くスピードも大事ではあります。でも経理の場合は、何よりもミスなく確実に業務を遂行する事が大切です。また地味な仕事に対してコツコツ進めることに苦手意識がないことも大切だと思います。

経理に向いている人は物事をきっちり正確に処理できる能力がある人だと思います。また簿記や保険に抵抗のない人がいいでしょう。数字が苦手な人は向かないと思います。

• スピードはあるが大雑把な方
• これくらいならいいかとすぐごまかしたり手を抜いてしまう方

には向いていない仕事です。

また様々な部門と協力して業務を行って行くため、コミュニケーションスキルはもちろん必須ですが、立場上、誰が相手であっても決して譲ることができないラインもあるため、簡単に相手に屈するような弱気な性格では、しんどい思いをすることが多いかもしれません。

怠け癖のある人、物事にルーズな人は向かないと思います。会社の資産を管理する仕事ですので、信頼が大切です。

例えばちょっとした待ち合わせの約束でも、まぁ5分遅れてもどうにかなるだろうと考えてしまう人はやめておいた方がいいかもしれません。もちろんどんぶり勘定をしてしまう人はもっての外です。一事が万事だと思います。

どちらとも言えません。

経理という仕事自体はなくならないと思いますが、AIの進化により確実に一部の業務が不要になるとは思います。

そのため、今の人員数からは確実に減っていくということは間違いなく、ただの事務処理屋としてではなく自分の付加価値を上げる姿勢が必要だと感じます。その時々によって必要とされる人材であり続けなければなりません。

将来的にAIの開発が進めばなくなる仕事のうちの上位に、経理事務やデータ入力があげられています。もちろんすぐに無くなるわけではありませんが、長く働くには難しい職業になってくるかもしれません。単純に上に従って仕事をやっていくだけでは生き残れないでしょう。