生命保険会社のリテール営業ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

個人のお客様への生命保険商品のご提案をしています。私の会社では各地区ごとに担当が決められており、ご契約者様の契約内容や家族構成がリスト化されています。ご家族が増えた場合やお子様が成人を迎えた際などに、その状況に見合ったプランの提案をしています。

また新規開拓としてご契約者様以外の方へのご提案もしています。

私の１番のやりがいは、（あまり良いことではないのかもしれませんが）お客様に万一のことがあった場合に保険金という形でお客様の助けになれることです。この仕事は普段はすごく煙たがれる仕事なのですが、何かあった際にお客様の役に立てた時はとてもうれしく思います。

またたくさんの方に出会えて色々なお話を聞けるので、すごく勉強になり楽しいです。

新規開拓をする際は、たくさんのお宅にお伺いするのですが、このご時世なのでお話も聞いてもらえず、インターホン越しにお断りされる事が多いのがとてもきついです。

またご契約者でも、新しい商品を売りつけられるからと思われてしまい、会っていただけなかったり電話すら出ていただけないことも多く、精神的にしんどいなと感じることもあります。特に前任の方が業績を上げるだけのゴリゴリ営業スタイルな仕事をしている場合、お客様からのあたりも強く、文句やクレームを言われることも結構あります。

明るく誰とでもお話のできる気さくな方が向いていると感じます。結果的にお客様との信頼関係を築くことができて、数字にもつながると思うからです。

また自分にとってあまり興味のない話でも、「色々なことが知れて勉強になるな」などと何事にも前向きに考えられる人も良いでしょう。

基本的に煙たがれることが多い仕事なので、ちょっとしたことでも気にしてしまう人、後ろ向きに考えてしまう人は厳しいです。また、たくさんのお客様を訪問するので体力のない人だとすぐに疲れてしまい、全くお仕事になりません。

あまり将来性があるとは思いません。

生命保険という商品は、大して他社との違いがありません。そのため、私のような営業がお客様に売り込んでいくわけですが、「お客様と仲良くなって買ってもらう」というスタイルは昭和の売り方であり、ネット主流の現代とマッチしているとは思いません。