メーカー営業ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

自社の製品を利用いただいているお客様からの問い合わせへの対応とそれに対する社内調整が主な仕事です。お客様からは見積の依頼やスケジュールの調整、仕様の調整依頼などさまざな問い合わせが来ますので、お客様からの問い合わせ内容を工場に伝えて回答を作成するよう依頼したり、自分で回答や見積を作成したりします。お客様は官公庁や特定の企業がなどほぼ固定ですが、まれに新規のお客様を開拓するために提案しに訪問営業することもあります。国の予算と連動する仕事なので予算関係の時期は比較的忙しいです。

自分で社内をリードしてお客様との調整や回答の作成ができる点にやりがいを感じます。まだ30代前半なので普通の会社だとなかなか自分の意見を通しづらかったり、上司の指示通りにしか仕事をさせてもらえない場合もありますが、自分の裁量で色んなことをやらせてもらっているので、やりがいも感じていますし仕事は楽しいです。また新規開拓先を自分で探して訪問できるので日本の色んなところへ出張することができます。

残業が多い点は少しきついです。お客様の依頼に左右されてしまう部分が多く、依頼が立て込んだり、予算関係の時期になると残業で夜遅くなったり、休日出勤しなければならないときがあります。

また、うちの会社は一部上場企業の子会社なので、取締役や役員がほとんど親会社からおりてきた人たちで構成されています。そのため、私たちのような新卒で入った人間はなかなか部長以上に上がることができないのが不満です。

自分でどうしたらいいかを、自主的に考えて、自主的に行動できる人は向いています。うちの会社の場合、良くも悪くも上司からあまり指示はないので、自分で動けないと１日中暇を持て余してしまいます。お客様に対しても自分から積極的に働きかけをしないと上手く回らない仕事なので、アクティブで人と話すのが得意な人が向いていると思います。

作っている製品によりますが、うちの会社の場合は他社で作れないものが多いため、そこそこ将来性はあると思います。また官公庁の需要も多く、契約が途切れることもないでしょうし、最近ではベンチャー企業も市場に参入し市場規模が大きくなってきているので、まだ将来的に拡大できる余地があると考えています。