営業企画ってどんな仕事？やりがいや将来性、向き不向きについて

機械メーカー販売店で営業企画として働いています。主に営業社員がしっかりパフォーマンスを出せるようにサポート・バックアップをすることがメインの業務になります。

具体的には、

• 営業社員の数字をフィードバックする
• 経営からのアウトプットを現場に伝える
• 営業からの問い合わせに対応する

など、経営サイドと営業サイドの橋渡し的な役割を担っています。弊社の場合は、代表が営業畑出身かつオペレーションがある程度固定化されているので、いわゆる「営業に関する企画を考える業務」に携わることはあまりありません。

自分が提案した企画によって営業社員がいいアウトプットを出せた時は楽しさを感じます。私自身は営業社員ではないので現場が直接見えにくい立場ではありますが、自分が関わった営業案件が実際の現場で効果が出ていると思うと、とてもやる気が出てきます。また普段の業務でも営業社員の方に「ありがとう」といった感謝の言葉を掛けてくれるととてもやりがいを感じます。

自分のパフォーマンスが直接売り上げに結びつかない点です。営業企画という仕事は、営業社員のバックアップが主になるので、自分がフォローした案件があったとしてもそれが自分の成果として直接結びついているかよくわかりません。そのため、自分ではパフォーマンスを十分に出せたと思っても、それが給料に反映されないことも多いです。

他にも、経営からの指示が多過ぎて仕事量が過剰に増えている点もきついです。かといって経営からの指示を雑に現場に下すとそれはそれで現場を混乱させてしまうので避けなければなりません。仕事量が増える一方で働き方改革があり残業が難しくなっているので、全然時間が足りません。

経営からの指示事項が多いので、その指示をしっかり聞いて理解し、かみ砕いて現場に落とし込む作業が必要となります。そのため、「聞く力」「伝える力」がある人が向いていると思います。また営業に何かお願いをする際に、営業との信頼関係がなければなかなかスムーズに聞き入れてくれません。そのため、だれとでもしっかりコミュニケーションが取れて信頼関係を構築できる人も適正と言えるでしょう。

今後も安定しているのではないかと思います。営業という仕事は、必要となる人数は減るかもしれませんが、今後もなくなりません。その営業に経営陣が求めることをしっかりと伝える役割というのも、一定以上の規模の組織であれば必ず必要となります。ただし、転職における市場価値という点ではあまりないのかもしれません。